ドアの向こう

日々のメモ書き 

愛犬パン

2008-01-22 | こころ模様

 

 眼鏡屋さんのまえで 読書するお方は 棘のあるひと 
   ご覧ください

 馬にまたがる あの妄想家に似ていませんか

 

  パンをつれて、 愛犬のパンザをつれて
  私は曇り日の海へ行く

 

  パン、 脚の短い私のサンチョパンザよ
  どうしたんだ、 どうしてそんなに嚔クサメをするんだ


 パン、 これが海だ
 海がお前に楽しいか、それとも情けないのか


 パン、 海と私とは肖ニてゐるか 
 肖てゐると思ふなら、 もう一度嚔をしてみろ                              

             …
 

 私のサンチョパンザよ、 お前のその短い脚で、 
 もつと貴族的に歩くのだ
 さうだ首をあげて、 さう尻尾もあげて    …  
 

                       三好達治  「パン」  抜粋

  

 どこかユーモアのある詩   外出すると 犬ばかり目について rugby と一緒だった日を 思い出す   しょっちゅう嚔をしていた   咳はしない  

 

        -☆-

 

  美術館へいこうとしたら  家人が風邪で寝ている 

  熱まで出して…   ひっそりした家で 日記を書いた  犬のクシャミだけが聞こえそうだった

 

   

コメント (2)
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