凌霄は妻恋う真昼のシャンデリア 草田男
よじ昇り 這い上がり 垂れさがる のうぜんの花、 奔放さと朱色が好きだ。
明るいシャンデリアを、 漢字で書くとむずかしい。
凌霄花… 凌は のぼる、 しのぐ。 霄は 天空、そら
その花をこよなく愛した佐藤春夫の戒名は
凌霄院殿詞誉紀精春日大居士
偶然みつけておどろいたり うらやんだり。
「立原正秋も 凌霄院さん…」 と 教えてくださった うしろの正面さん
お元気ですか
みごとな朱の群れ、 ときどきここで立ち止まる。
朝晩はだいぶ凌ぎやすく、 これまでより色鮮やかに感じます。