ドアの向こう

日々のメモ書き 

2010-11-18 | こころ模様


     自分はそのとき
    唱歌室の前に立つて
    永い間やさしい唱歌をきいてゐた
    をさない新芽のやうな
    あどけない甘美なこゑは
    自分のむねをいち早く湿(ウル)ほし
    すみからすみを洗ひ清めた  
 
             秋の日の合唱   室生犀星  (抜粋)

 
 幼い新芽のような…  あどけない甘美な声が ほとんど聞こえなくなった。 どの子も静かでお行儀がよい。
  
  以前は 絵を描いていると、 小学校から揺れるようなオルガンの音と、 幼い歌声が思い出のように流れてきたものだ。 運動会の音量もずいぶん低くなったし、休みじかんの歓声さえ聞こえてこない。
  近隣への配慮だろうか  ちょっと寂しい。

         -☆-

    

  石膏を中心に秋の実を描いた   これから4回
  いつになっても上手くならなくて… 
  
   でも 描き始めれば楽しい  やっぱり好きなんだ

    心のこえは正直だ

     このじかんを いつまでも続けたい  

 

 

  

 

   

コメント (6)
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