ドアの向こう

日々のメモ書き 

風の中

2009-08-12 | 夢見鳥

      夏の蝶こぼるゝ如く風の中      石鼎

  狭い庭でも   空から

     こぼれ落ちるようにひらひらと   熱い風に吹かれ 


           

      ホットな衣裳は  ツマグロヒョウモンの♀  

      菫の葉にちかづいて   産卵がはじまる

      見えないボードを叩くように 何度も繰り返した

 

     

    
      ところで  ♂は  
        衣裳も控えめだが  ほとんど見かけない。
   

 

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夕顔?

2009-08-11 | 自然や花など
瓢箪の花 寄りてこそ それかとも見め たそがれに ほのぼの見つる 花の夕顔  (源氏)

 もっと近寄って見てこそ…


 しゃれた名前の夕顔の花    実の有様こそ… せめて ほおずき程度ならよかったのに (枕草子)
 
  夕顔は 干瓢のこと。
 

     白の涼しさ  はかなさよ
   花火見物の場所取りで 夕顔によく似た花に出会った。

   これは立派な 青い実だ    

         

    たそがれどきに、 ほのかに見えたのは 瓢箪の花だった。  
    暗くなれば カラスウリのように 白い花がなおさら引立つ。 
 

      

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夜空の光跡

2009-08-10 | こころ模様
 八日、 近くの公園まで花火を見に行く。 

 畑中をまっすぐ分ける広い道路は、真昼のなごりでほかほかと暖かい。 そのうえに座って多くの家族連れやカメラマンが、今や遅しと待ち構えた。 

  夕風が頬をなでて気持ちよく  期待の面々・・・ 
  三脚の位置を確かめている

   ドン となった  花火だ  きれいだな
   空いっばいに ひろがった  しだれやなぎが ひろがった…



 花火の撮影に はじめて挑戦
 ドンとなって シャッターに手をかけてもムダ。 真っ暗闇だけ映ったり、 主役が画面の中央になかったりして、 とてもむずかしい。
 瞬発力も 必要だろうか。 シャッタースピードが遅いので、 パッと散り、 消えた後に カシャ…  最悪です。 タイミングが全く合わなかった。
 

   

    手ぶれも注意。  あいにく風下で、 黒煙まで邪魔をする。 

 

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月涼し

2009-08-04 | 自然や花など

        

     夕方7時ころ
      昼の暑さと喧噪をよそに きれいな月が昇ってた。


   ほとんど丸い。  電線の向こうを、静かに渡ってゆく。  
                           月齢13  18:57   
 

     

                           

         満月は6日   晴れるといいな…

 夏の夜の月光がこんなふうに地面を白々と照らすのを 夏の霜 言うんだ
  知らんだろう…  

        

         ハハア 参りました  これからも よろしくね
         
                 そんなら  オレについて来な
                

          

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ゆり

2009-08-04 | イーゼルのうた
                                            


  
   ヤマユリが描きたかったけれど 手に入らないので白百合になった  6F
   花器に 乾山風の菊があしらわれている

   母と一緒にもとめた品だ
    ずっしり 重い
   買ったばかりで 水漏れした

     花器なのに…

  作家は 花なんか入れずに 器だけを見て欲しかったのだろう
    もちろん  直してもらって  踊り場の静物 にもなった

        ゆり…  のち  将来

    百合を生けて   たのしい思い出がたくさんできた

 

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話の種

2009-08-03 | 自然や花など

        芭蕉の花


   不思議な花です。 大きな苞のもとに ラッフル状の襟飾りのようなの
    雄シベ…? 

 坊は泣きやんで芭蕉の花をさして 「モヽモヽ」という  寺田寅彦  「花物語」

                -☆-

   でも 坊や…   楕円のところは 実ではないらしいよ。 
   真の
実は!  バナナに似てるそうだ。 
          それも種が多くて食べられないんだって  残念でした。     

     写真に撮ったおかげで、 ようやく話の種が 見つかった。
      もういちど見てこよう。

                -☆-

  フランス語のジャボとか ラッフル…  なつかしい響きだ。
     ジャボは ひだやレースで形作った胸飾り。
       もとは、男性用のドレス-シャツの飾りだったのだ。  

       ラッフルも ギャザーも  フリルも 遠い夢のなか
               なぜだか  森 茉莉さんが浮かんでくる

 

 

 

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ようこそ夏休み

2009-08-02 | アートな時間
  八月。 夏休みに入っても梅雨明けは未だとか、 明けても嘘のような日がつづいています。
  こちらは降っていますが、 ぶらっと沼の美術館はいかがでしょうか。
  アクセスはこちら  年中無休

   

  ふくら雀さんの作品をときどき拝見しています。 楽しげな筆さばきをうらやましく思いながら、 作品をお借りしました。 ユリは大輪、 香りも高く蕊が風に鳴って 

  羨ましいほど、自在です。 葉裏のみどりも 蕾の数もバランスよく 

 

  すっかり頭に入れて 見ないで描かれるふくら雀さん 感動が絵になっています。
 
  描きたい気持ち、 抑えがたい心こそだいじ。   何か大きな手応えを得られたのでしょうか うらやましいです。

 夏休み  画材も豊富で…

 茄子を描きたいと願っても、 ヘタの真上で切ってあり興が湧きません。 ときめきはあの余分に残された長い茎や、 ときに虫食いや萎れた葉にあるのですから。  
  蛙は 下手でも ヘタにこだわって。

  額のサイズが合いませんね。 やはり原画でごらんください

    

                           

 
  彩色もほどよく申し分ない。  完成度の高い作品にしばらく見惚れています。
 がーんと一撃くらったよう。 気持ちの勢いと筆の勢いが瑞々しい傑作を生んで。 
  茄子も朝顔も 今までで いちばん好きな絵です。
    快いご承諾ありがとうございました。

                  -☆-

   蛙は モデルが目の前にないと描けません。 とても無理でしたよ。
  いざ描こうとすると、 印象もいい加減、 曖昧さに気づきます。 
   それで

  

    ベニスジヤマユリを キューブにして遊びました。 
    偉そうなことを言いながら 全く描けない、 描かないのです。 反省します。

 

 

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