想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

松の内の松の枝

2009-01-07 12:42:38 | Weblog
  正月松の内はたいした雪はふらなかったが強風で
  木の枝が折れ、あちこちに吹きやられ倒れ伏している。
  枯れ木でも老木でもないのに、赤松の枝も折れた。

  6日の夜半に門松をとりはずす風習がある。
  歳神さまをお送りし、七日の朝には七草粥を食べる。
  粥はお供えではなく人間さまがくうのである。
  いや、頂きます、である。
  一年の健康と願い、春の芽吹きを寿いでいただく。
  (正月の食べすぎで弱った胃腸には粥がちょうどいい
  から、という説は現代の人の発想だしこじつけだな、
  ごく最近なのだから、日本人が食べすぎなんて言える
  ようになったのは)

  気合の入った門松を立てている家をみかけるが、うちは
  昔から質素だった。今はもっと質素。
  ただ床の間に緑の松と赤い実の千両を生けて飾るのは例年どおり。

  家のまわりを散歩中に松の折れ枝を発見して思ったものだ。
  これが年末に落ちていたら花屋で高い松枝を買わなかったのに
  今かよ……、である。(but,花屋の師匠とのつきあいもあるしな)
  ぼやいてみて、貧乏性とさもしさもここまでくると治らないと
  あきれる、わがことは恥ずかしきことばかりなり。

  赤松は飾りには使わないよ、とねずみ師に言われるかも
  しれないとふと思ったが、本日は多忙につきねずみ師は不在だ。
  聞けないので証拠写真を撮った。



  松ぼっくりは拾った。飾るのである、記念に(何のじゃ?)
  今年も森の木々、草花が良く育ちますように。
  小鳥がたくさん来ますように。
  里のカラスはこなくていいよ、来たらおっぱらうぜ。

  今日もよく晴れて、雪解けの水溜りがあちこちで凍っています。

  PS:赤松の用途は建具など、飾りには五葉松を用います。
    ちなみにうちに落ちている松の枝は焚きつけにするので
    拾っておけばよい、とねずみ師に電話で言われました。
    やっぱりなあ、今年は貧乏でもいいが貧乏性は直そうと
    思うばかりである。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする