山は気温がなかなかあがらない。
でもこぶしも膨らんできた。麓の村道を車で走るとあちこちに白い花が満開の
木。いかにも山里の風景で、懐かしい感じを抱きながらいつも見ていた。
広い庭のほぼ中央に移植されたこぶし、大きく大きく育ってくれたらと願っている。
でも期待しすぎるより、見守って育てよう。
過保護なバカ親になると子は育たんからなあ。
ベイビーは木のベンチの上に置かれたビスケット一個、小さなビスケットを
じっとみつめて、ステイしている。
よく言うことを聞く約束を守る、うさこは自分で教えながら見習いたい気に
なるほどである。
もっとくれ、もっとデカイのくれ、などと声に出して言わないところなど、
ますますもっておくゆかしくつつしみぶかい。
よって黙っていても次が差し出されるこの良き循環、マネージメントに活かそう
などと思ってもヒトには通じるとはかぎらないんであるなあ。
笑う犬というのを珍百景?という番組でやっていた。柴犬が笑う。
うちの犬もよく笑うがカメラを向けると気取るのでアホ面して笑うところを
お見せできない。
アホ面だけでなく、ニヤニヤ笑いだってするのでオッサンみたいにみえるときもある。
ま、どう見えるかは見る側の心中にあるような気もするが、柴犬は確かに笑っていた。
犬のトレーナーは犬に笑っているつもりはないと言っていたが、じゃあどういう
つもりだってんだ? 笑うときは笑うよ、犬もヒトとほぼ同じである。
違うのは邪心とか憎悪心がないことくらいでひがんだり嫉妬したりもする。
数年前山中で保護して今は里親さんに引き取られているクーという弟分は面白かった。
保護二日目の朝起きて犬たちが寝ている場所へ行くと、クーは座布団の上に寝ていた。
その座布団はベイビーが以前使っていたもので勝手口の脇に置いてあったのだ。
それを自分でひきずってきてその上に寝ていた。
隣ではベイビーが彼用のマットの上で寝ていたのだが、前夜クーは段ボール箱に
バスタオルを敷いてベッド代わりにしてやったのだった。
しかしバスタオルはめくれるし薄い。分厚いのに寝たかったんだなと察したが、
よくみつけたなあと感心したのであった。
すぐにひがむ子であったが、今は一人っ子でかわいがられているのでたれ目になって
いるらしい。
(連休前で立て混み中で更新飛び飛び、やや過労気味で神経回らず飛び飛び、
おまけに連休中も遊んでいないので飛び飛びの予想、懲りずに見に来てくださいませ)