想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

我に帰るベイビー

2011-05-23 22:06:03 | 親分

読んで字の如し、しばらく眠って目が覚めたときのベイビー。
ここが我が巣だと気づいたらしく、バンバンとシッポを振った。
戻ってきて一番の笑い顔、やっと人心地、いや犬ごこちついた
というわけか。


じっとこちらを見る粘着性の目つきも戻ってきた、健在である
引っつき虫。どこかへやってしまったかと思うくらい冷静沈着な
態度をとられていたので、正直言ってモノ足らなかったのである。

ヒトの子ならば、ヤッハーヤッハー、母ちゃん帰ったぜーワオー
とか叫んで抱きついてくる、そんな感じを期待したのだったが
ご飯食べてウンチしに行って、短い距離をやっとこさ歩いて、
帰ってバタンキューと眠ったのだった。

今頃起きてきて、騒いでおられます。
盛り上がっておられます。
この奥ゆかしさ、やはり、親に似ているということでしょうか。

数日来、うさこではないヒトが嘘日記をつけていたような、
みょうな居心地の悪さを感じて、何をしても自分をどっかへ置き
忘れているような気がしておりましたが、
そろりそろり、本音に戻ろうかと‥。戻れるかと‥。
いや嘘は書いてないんだが、なにかこう、違うんだなあ。

バチは当たらんでしょう、心配のタネがなくなってもうそれか、
とか言われんでしょう?
言われたらそれはそのとき、シンナリとしておとなしくする、
だけのこってすー。
我に帰ろう、それでいいのだ、ジャンジャン。
今後とも想風亭をよろしく、門番ともども。



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ただいま~、帰ったぜいベイビー

2011-05-23 19:11:41 | Weblog


8日ぶりに帰ってきました。
うれしさのあまり、さっきまでずっと起きていましたが、
今はグーグーとイビキをかいています。
このオヤジみたいな寝息を聞くのは久しぶりであります。

オールハート動物病院の池田先生はすっきりした眼で「だいじょうぶ、
便の出は時とともによくなるので今は細めだけど心配ない」と言って
下さいました。
本当によく診てくださったのだなあと感じました。

時々吠えましたよ、と意外なことも教えてくださって、吠えたのは
ヤツが元気になってきた証拠だと思いました。
ご存知の通りふだんほとんど吠えないスマイル親分です。
自己主張もできなくて看護士さんに寄りかかるようにしてヘナヘナと
なった姿を術後一日目に目撃しましたから、吠えたのは快復してきて
我にかえったのだろうと思いました。

ヘナヘナで腰砕けの姿を見て生きてるだけでいいと思いもし、連れて
帰れるように果たしてなるのだろうか、時間がかかるかもしれないと
思っていました。
看護士さんたちにもとてもやさしくして下さって感謝しています。
グーグーとひびきわたるイビキを聞いていると、不安な夜を過ごした
のは夢だったのではないかと思います。

お見舞いのお言葉、ほんとうにうれしかったです。
とても励まされました。ベイビーともども御礼申し上げます。
ありがとうございました。


(高く上げたおっかあの手の中のビスケット‥はよくれよと注視中‥‥)

散歩に行ったら寝たきりだったせいか足が重そうです。
森へ帰ったら、少しずつリハビリします。
どんなに具合が悪いときでも森の匂いに思わず駆け出していたベイビー
なので帰れば力が湧いてくるでしょう。

ベイビーを外で遊ばせたいと考えていて、ふとまたそうか、今の森は
前とは違うんだなあと思い出します。
アホなうさこでも忘れません。
放射能はまだまだ消えていない、出っぱなしです。
風の少ないときにすこしの間だけ、ふたりで歩くとしましょう。
20ミリシーベルトは諸々を積算すればすぐに達する数値なのですから。






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