★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

アレチウリ

2022-09-06 16:10:09 | 季節の花


夏が終わりを告げる頃、いたるところにアレチウリが繁茂して
既存の植物を覆い隠している様子が見られます。
河川沿いのニセアカシアの幼木全体をアレチウリが覆い尽しています。



アレチウリは日本の侵略的外来種ワースト100で
諏訪湖に流入している河川沿いでも、ご多分に漏れずアレチウリが大繁茂して
既にトゲトゲの小さな実が見られます。


                              
        
アレチウリは雌雄同株ですが、観察してみると
オバナは花柄が少し長めで、メバナより少し早咲きで単独で咲き
メバナは薬玉状に集まって咲いて居るので、雄花と雌花の違いが直ぐに判断出来ます。
また、薬玉状のメバナを横から見ると花のすぐ下に子房が見られます。


単独で咲いて居るアレチウリのオバナ。

中心部分にメバナの蕾群が見られる。

アレチウリのメバナ群



河岸は強風が吹き抜けるので、他の植物に巻きついている蔓も半端ではありません。
吹き飛ばされない様にしっかりメバナをガードしています。



蔓が絡まれたアキノノゲシは花が上に伸びられません。

コセンダングサ(キク科)すぐ傍にアレチウリの葉が見えています。

ショクヨウカヤツリ(カヤツリグサ科)
まもなく、全体を覆いつくされるでしょう。


草刈の作業員さんの配慮で除草をのがれたミソハギ。
周辺のアレチウリは除草されていました。


オニタビラコの茎がアレチウリの蔓に絡まれて、
花の上部は上に伸びられず、舗道に倒されています。
川沿いを歩けばアレチウリの荒行は枚挙に暇が在りません。
アレチウリは蔓にも茎にも細かい棘が密生しており、
草刈の作業員の方々も苦戦しておられました。
広範囲に繁茂したアレチウリは、廃絶が難しい植物だと実感します。




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22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ショカ様 (ran1005)
2022-09-07 13:37:19
私も先日、低気圧の規模が大きくなると、大地への圧力変化によって、
地球規模で起きている環境破壊に繋がる事をTVで教えられました。
アレチウリはそこまで環境を脅かさないと思いますが・・・
繁茂している場所に自生していた他の植物の脅威になって居る事は確かです。
巻きつかれた植物は、殆ど窒息死ではないかと想像します。
不謹慎ですが、アレチウリの薬玉状のメバナや新天地を求めて伸びようとする蔓は芸術的で
ショカ様流に表現すると不思議美しいですヨ。
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みさと64様 (ran1005)
2022-09-07 13:27:35
そうですか・・・
自然豊かな大町の事ですから大繁茂している事でしょう!
白鳥湖の近くの河原では、すっかり黒く変わったアレチウリの種が飛散していましたヨ。
枯れた葉も、そのまま木に巻きついており・・・
除去されないので凄い事になっていました。
枯れても、棘はそのままで、除去も大変でしょうネ。
オオキンケイギクもセイタカアワダチソウもかなり減りましたが
霧ヶ峰周辺ではオオハンゴンソウの大群生が見られます。
花が枯れると垂れ下がった大きな葉が「お化け~」と言って居る様で笑えますヨ。
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ロメオ様 (ran1005)
2022-09-07 13:19:58
ロメオ様は自然豊かな場所で鳥の観察等なさっていますが
アレチウリの繁茂が身近には無いのですか?
仰せの様に、こんなに大繁茂しなければ薬玉状に咲く雌花は可愛いのですヨ。
アレチウリは葉も大きく、隙間なく他の植物を覆い隠してしまうので
生態系を変えるばかりか、繁茂した周辺は荒地化してしまいます。
棘が凄いので除草も容易では無いと思います。
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み―ばあ様 (ran1005)
2022-09-07 13:14:16
そうですか・・・
やはりそちらでも、大繁茂が見られますか?
私は侵略的外来種ワースト100と知らない時には可愛い薬玉状の花と
芸術的な蔓が魅力的で、わざわざ花ばさみを持って掛け花入れに活けた事があります。
今見ても花が勢力を伸ばしていく様子は興味深いですが、人害が多すぎは頂けませんネ。
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hirugao様 (ran1005)
2022-09-07 13:07:28
そちらではアレチウリは見かけませんか?
此方では人家の途切れた場所や河川敷には何処でも見られますヨ。
冬は葉や実が枯れたまま木々を覆って居ます。
取り除かない限り、野放し状態で増え公共の場では専門家が入って駆除していますヨ。
私はアレチウリを写真に写していたのですが・・・
作業員さんの心遣いには感謝しましたヨ。
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tyako様 (ran1005)
2022-09-07 12:58:28
アレチウリは都会では繁茂しにくいと思います。
此方では人出が入らない線路際などはお化け屋敷の様に繁茂していますヨ。
不謹慎ですが、薬玉様に咲く、メバナと蔓は良く見ると芸術的ですヨ。
tyako様なら茶花にしてしまわれるかも・・・
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なつみかん様 (ran1005)
2022-09-07 12:53:25
此方でもクズが大繁殖して居る場所が在ります。
野のクズはあまり利用されているとは思えませんが、
アレチウリの様にワースト植物には入れられていませんネ。
既存の樹木などを覆うのはクズもアレチウリも同じですネ。
郊外での畑地や球場等では業者さんをお願いしないと駆除が困難な位繁茂していますヨ。
諏訪湖は菱の大群生もあり・・・・・
自然豊かな分、生命力のある植物は大繁茂しやすいです。
本当に、人間と共生出来れば最高なのですが・・・
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Unknown (ロメオ)
2022-09-07 12:49:33
アレチウリ、初めて知りました。
たぶん見たことが無いように思います。
実の形が個性的で、なかなかきれいですね。
ずいぶんと繁殖力が旺盛なのですね。

観たい気持ちよりも、繁茂したら大変だと思えてきました。
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永和様 (ran1005)
2022-09-07 12:42:48
所変われば植物変わるですネ!
ご覧になった事のない植物が多く在りますでしょう?
今植物の最盛期かもしれません。
水面の菱が枯れ始めて、湖面が茶色に変色し始めました。
冬になると菱は湖底に沈みますので冬の間だけ、湖面は美しいですヨ。
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fukulou様 (ran1005)
2022-09-07 12:38:51
諏訪湖においでになり、湖岸を歩けば今の時期、いやでも、菱・アレチウリ・ガガイモが見られますネ。
今年の菱は草丈が高い様にみえます。
秋口になって少しずつ枯れて来て、茶色い菱が目立つようになりました。
景観を損ねていますが、ダイサギが菱の上で採餌しているのを良く見かけます。
あまり深く首を湖中に入れていませんが・・・
もしかしたら、菱の根元に集まる魚を食べているのかもしれません。
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イケリン様 (ran1005)
2022-09-07 12:31:52
何と、イケリン様の方ではアレチウリが自生して居ませんか?
街中では見らえませんが、一歩脇道に入ると住宅街にも侵入しています。
除去には軍手をはめた上に厚手の手袋をしないと棘がささる事が在る様です。
湖岸は草刈器が出動していましたが、根が残っているので、来年も猛威を振るうと思われます。
そう言えば・・・
セイタカアワダチソウは以前程見なくなりましたネ。
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kazuyoo60様 (ran1005)
2022-09-07 12:25:31
都会ではアレチウリは見かけないでしょうネ。
此方では夏が過ぎる頃から大繁茂して
空き地や人出の入らない場所では緑のマントに覆われた状態になります。
ミソハギは私がカメラをぶら下げていたので残してくださったと思います。
優しい心遣いに感謝しました。
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地球防衛軍 (ショカ)
2022-09-07 11:12:23
ran1005さん、こんにちは~。
名前はよく見聞きしますが、マイリストにはないんです。
遭遇しないのはフシギです。
しかし、すさまじい勢いですね~( ゚Д゚)、
調整は必要でしょうが、いつものことながら、
こういう子好きです♪
地球規模で起きている環境破壊による災害に、
立ち向かっていると感じています!
低気圧の規模が大きくなると、大地への圧力変化によって、
地殻すら影響を受けると知りました。
地震や火山活動にまでなんてオソロシイです。
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こんにちは♪ (みさと64)
2022-09-07 10:02:25
アレチウリをじっくり観察したことがないのですが・・・
写真を拝見すれば、トゲトゲの小さな実も花も可愛らしいですねぇ〜
なのに、この繁殖力! 本当に厄介者の植物です。
我が地区では年に2回だけですが「アレチウリ除去作業」があり、
総出で除去をしています。それでもなかなか絶滅には至りません。
オオキンケイギクは、ほとんど見かけなくなりましたけどね・・・
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おはようございます (みーばあ)
2022-09-07 09:08:00
アレチウリ
最近良く目にするようになりました
どんどん勢力圏広げている感じですね
繁殖力旺盛野植物
困りものですよね
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Unknown (hirugao)
2022-09-07 08:49:47
この辺りではアレチウリは見かけません
やはり一番に多いのはくずとエノコログサです
ソロソロ道路は草刈をしてくれているので
あまり草はありません
ミソハギを残してくださる気持ちがうれしいですね
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初めて (tyako)
2022-09-06 20:44:55
こんばんは。
アレチウリという名前の植物を始めて知りました。
名前だけ聞くと瓜・・・食べられるのかな?何て思いましたが、とんでもない植物なんですね。
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こちらのほうがワル (なつみかん)
2022-09-06 19:13:11
こんばんは。
最近私も猛威を振るうクズの投稿を何度かしましたが、アレチウリはその上をいきますね!
幸い地元にはそこまで繁茂している場所はありませんが、クズが頑張ってるからでしょうか・・・
棘がある分、さらに厄介ですね!

こういうツルの大群生をみるたび、食料とかバイオ燃料とかになったらいいのにと思います。
だれか研究してくれればいいのに。
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アレチに アレチウリ (永和)
2022-09-06 19:07:46

ran1005 さん、こんばんは。
毛むくじゃらの アレチウリ。
触っても痛くないと思うけど、
やっぱり、触れない。

コセンダングサ、
実が出来ると、近づけない。

食用ガヤツリ?、
まさか根が食べられるとは
知りませんでした。
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アレチウリ (fukurou)
2022-09-06 18:21:51
ran1005様
こんばんは。
先日諏訪湖に行った時、アレチウリの多さに驚きました。釜口水門までは、あれでまだ少なめだったのかと思っています。
ガガイモまでたくさん生えていました。
それと湖水のヒシの大群落にも驚きました。
舟が出せるのか心配になるほど繁茂していますね!
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アレチウリ (イケリン)
2022-09-06 18:20:27
ran1005さん
アレチウリは名前も知りませんでした。多分見かけたこともないように思います。
この植物は、長いつるに棘、そして大きな葉で広い範囲を覆い尽くすという強力な武器を
備えているようですね。ネットで調べても「駆除に協力して」という自治体が多いようですが、
樹木に直接からみついたものを駆除するのは容易ではなさそうです。
一時大繁殖したセイタカアワダチソウよりも厄介ですね。
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Unknown (kazuyoo60)
2022-09-06 17:42:40
アレチウリは出会っていません。カラスウリの葉にそっくりでも、別の種、それぞれが生き残りたいのは確かですものね。人が一番強いのかもしれません。厄介なコロナも、いずれはでしょうから。
ミソハギが綺麗、残してくださったのですね。
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