心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

西本智実さんのチャイコフスキー未完成交響曲

2006-03-12 11:43:40 | Weblog
 あいにく今日は小雨が舞う休日となりました。それでも、公園では梅の花や桃の花が満開です。レンギョウの花も咲き始めました。大きな柳の樹の枝先には淡い緑芽が急に目立っても来ました。日一日と春めくこの頃で、気分も心なしか爽快です。
 そんなウキウキ気分に誘われて、昨日は勤め帰りにコンサートのチケットを買い求めました。チャイコフスキー財団ロシア交響楽団の首席指揮者をつとめる西本智実さんが、同楽団を率いて全国各地で演奏する、チャイコフスキー未完成交響曲「ジーズニー」日本初演ツアー2006です。いつだったか、チャイコフスキーが残した未完成の交響曲の楽譜(第一楽章のみ)が見つかったという新聞記事を読んだことがあります。その日本初演というわけです。西本さんの演奏はDVDで拝見することはあっても、直に聴くのはこれが初めてです。実は昨年の夏、チケットを購入していながら、急に仕事が入って行けなかったという苦い経験をしていますから、今年は何としても実現したいと思っています。
 ところで、昨日の朝日新聞「be on Saturday」に掲載された、アンケート”2,838人が答えました『ふだんクラシック音楽を聴きますか?』”を楽しく読みました。それによると、「聴く」と答えた方が56%。理由を尋ねると、「聴くと落ち着く」からが1,141人、「好きな作曲家がいる」が514人など。アンケート回答者全員に聞いた「好きな作曲家」は、モーツアルトが断トツの第1位。2位がショパン、3位がベートーベン、4位がチャイコフスキーとなっていました。私の好きなグスタフ・マーラーはと探してみると、なんと15位でした。14位がリスト、16位がラベル、17位がヴェルディ、18位がプッチーニとなると、どうやら少数派のようでした。
 ところで、最近、レコードをよく聴きます。毎日へとへとになって帰ってきて、夜遅く、ふっと息をつくことができるからです。CDと違い、レコードは片面20分程度。その短い時間でこころを癒すことができます。だからというわけではありませんが、昨日は、もうひとつお買い物がありました。中古レコードです。「プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番ハ長調」「ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調」でマルタ・アルゲリッチのピアノ、クラウディオ・アバド指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。1967年の演奏ですからずいぶん古いのですが、以前から探していたものでした。
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