先週の日曜日は孫君の運動会でした。朝9時に始まり正午過ぎまでちびっこたちの熱戦が繰り広げられました。その間、両家のお祖父さんお祖母さんはテント下の「敬老席」で観戦です。少子高齢化の時代、元気な子供たちの姿を見ていると、ほっとします。でも、よく見ていると、幼稚園の運動会もなんとなく女性優位の様子。男女比も若干女性が上回っていたように思いますし、なによりも女の子たちが元気です。年長組最後のプログラム「クラス対抗リレー」などは、俄然女の子の頑張りが目立ちました。やはり女性は強い、ということなんでしょうか。いずれにしても孫の成長を眺めるのは楽しいものです。
話は変わりますが、今年のノーベル文学賞は中国人の莫言氏でした。前評判の高かった村上春樹さんは惜しくも選から漏れました。そんなTVニュースを見ていると、熱狂的な村上春樹ファンのことを「ハルキスト」というんだそうです。軽いなあ、と思ってしまうのは私だけでしょうか。
かくいう私は、先に紹介したインタビュー本の影響もあって、いま「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」(全2巻)を読んでいます。「海辺のカフカ」を読む前に目を通しておきたい小説です。きょうにも下巻を求めようと思っていますが、なんとも不思議な春樹ワールドのお話です。この不思議さ、現実と非現実との彷徨、おとぎの国のお話、60を超えてなお若者の心を失わない、そんな世界に惹きこまれていきます。
読書といえば、先日、久しぶりに季刊誌「考える人」を手にしました。早いものです。創刊10周年を迎えたそうです。今号の特集は「歩く~時速4kmの思考」でした。やはり人間は二足歩行です。車社会になって久しいとはいえ、改めて歩くことの意味を考えました。「明治11年、イザベラ・ルーシー・バード、東北への旅」や「日本の神々はよく歩く」なども興味深く眺めました。
歩くことで脳が活性化されることだってあるのかも。最近はご無沙汰していますが、以前は最寄駅から30分ほどをかけて、それも淀川縁を歩いて職場に向かうこともありました。愛犬ゴンタとのお散歩も、ある意味では私自身の散歩です。歩くことで重苦しい肩が軽くなることだってある。机に向かってあれこれない知恵を絞るよりも、身体全身を使って歩く。ひとつの風景に身を置く。爽快感が漂います。ぼんやりと閃くものがあります。
先日、スマートフォンの機種を変更したら、万歩計がついていました。夜帰宅して数字を確かめると、昔ほど歩いていないことに気づきます。金木犀の香りがどこからともなく漂ってくる夜の街を、天空の星に見つめられながら愛犬ゴンタとひたすら歩き続ける、こころが素直になれる瞬間でもあります。
昨夜帰阪して明日は再び広島行きです。きょうの日曜日は時間を止めてシュワルツコップのLPでも聴きながら「考える人」と戯れることにいたしましょう。数週間前に種を播いた野菜の苗もずいぶん大きくなりました。ここらあたりで3回目の間引きをしなければ。
話は変わりますが、今年のノーベル文学賞は中国人の莫言氏でした。前評判の高かった村上春樹さんは惜しくも選から漏れました。そんなTVニュースを見ていると、熱狂的な村上春樹ファンのことを「ハルキスト」というんだそうです。軽いなあ、と思ってしまうのは私だけでしょうか。
かくいう私は、先に紹介したインタビュー本の影響もあって、いま「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」(全2巻)を読んでいます。「海辺のカフカ」を読む前に目を通しておきたい小説です。きょうにも下巻を求めようと思っていますが、なんとも不思議な春樹ワールドのお話です。この不思議さ、現実と非現実との彷徨、おとぎの国のお話、60を超えてなお若者の心を失わない、そんな世界に惹きこまれていきます。
読書といえば、先日、久しぶりに季刊誌「考える人」を手にしました。早いものです。創刊10周年を迎えたそうです。今号の特集は「歩く~時速4kmの思考」でした。やはり人間は二足歩行です。車社会になって久しいとはいえ、改めて歩くことの意味を考えました。「明治11年、イザベラ・ルーシー・バード、東北への旅」や「日本の神々はよく歩く」なども興味深く眺めました。
歩くことで脳が活性化されることだってあるのかも。最近はご無沙汰していますが、以前は最寄駅から30分ほどをかけて、それも淀川縁を歩いて職場に向かうこともありました。愛犬ゴンタとのお散歩も、ある意味では私自身の散歩です。歩くことで重苦しい肩が軽くなることだってある。机に向かってあれこれない知恵を絞るよりも、身体全身を使って歩く。ひとつの風景に身を置く。爽快感が漂います。ぼんやりと閃くものがあります。
先日、スマートフォンの機種を変更したら、万歩計がついていました。夜帰宅して数字を確かめると、昔ほど歩いていないことに気づきます。金木犀の香りがどこからともなく漂ってくる夜の街を、天空の星に見つめられながら愛犬ゴンタとひたすら歩き続ける、こころが素直になれる瞬間でもあります。
昨夜帰阪して明日は再び広島行きです。きょうの日曜日は時間を止めてシュワルツコップのLPでも聴きながら「考える人」と戯れることにいたしましょう。数週間前に種を播いた野菜の苗もずいぶん大きくなりました。ここらあたりで3回目の間引きをしなければ。