心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

春の訪れ、そして逝く人

2014-04-06 08:19:16 | Weblog

 日曜日の朝、新聞を取りに外に出ると、遠くから「ホーホケキョ」と鶯の鳴き声が聞こえてきます。生駒の山懐から飛んで来たのでしょう。ここ大阪は昨夕から雨模様。でも、今日は少し肌寒さはあるものの、雨もあがり静かな朝を迎えています。
 昨日の土曜休日、昼間は薄らと晴れ間も覗くお天気でした。なので、春を探してカメラを片手に庭をうろうろ。まずは玄関口の階段ボックスのムスカリの花をぱちり。何年か前にお向かいの奥さんから分けてもらったものですが、昨年の秋、球根を植え直したところ、今年もたくさん咲いてくれました。
 フェンスにからませたアケビの蔓には、アケビの花が咲きました。このアケビ、むかし湖北の山小屋の裏の林で引き抜いてきたものでした。自然の中ではたくさんの実をつけていたアケビですが、我が家では花は咲いても実がなりません。今年は花数が多いので、ちょっぴり期待しています。
 山小屋といえば、先日、管理人さんから久しぶりにお電話をいただきました。今年は雪が多かったらしく2本のクヌギの大木が折れ枝が電線に引っかかっているのだと。見栄えもよろしくないので、伐採してもらうことにしました。若い頃なら出かけて行って、専門家の手を借りながら私も一緒に伐採作業に汗を流すところですが、今回はぜ~んぶお任せしました。しめて2万円なり。後日送っていただいた写真を見ると、かつて家族で楽しく暮らした山小屋も、ずいぶんみすぼらしくなりました。そろそろ改築しなければならないようです。さあて、どうする。
 3月初旬から、ライラックの若木に芽生えた花芽の成長を追ってきましたが、ここ数日の暖かさのせいでしょうが、一段と大きく膨らんできました。そのうち、真っ白い花が咲き、強い芳香が庭中に漂うのでしょう。ラフマニノフのピアノ協奏曲でも聴きながら愛でることにいたしましょう。
 さて、クラシックプレミアムの最新号は、チャイコフスキーの3大バレエ音楽でした。「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」の抜粋です。サイモン・ラトル指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の演奏ですが、このCD、なかなか良い音をだしています。春を迎えた躍動感のようなものを感じさせる名演奏でした。それを聴きながらのブログ更新です。


 と、お気軽なことを綴っていますが、先日、私の職場の同期が亡くなりました。4年前、職場で具合が悪くなって、その後リハビリに励んでいましたが、この季節の変わり目に63歳にしてこの世を去りました。彼はどちらかと言えば経理畑、私とは違う道を歩みましたが、40数年前、一緒に採用試験を受けた仲間でした。寡黙にして心の優しい彼だったからでしょう。昨夜のお通夜には多くの方々の姿がありました。きょうはこれから葬儀に向かいます。同期の葬儀は年齢が近いだけに、思うところ大です。ご冥福をお祈りします。

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