ここ数週間、雨の日が続きました。その合間を縫うように、今日の土曜休日は午後になって久しぶりに青空が広がりました。待ってましたとばかり、延び延びになっていた宝塚の清荒神さんに、年に一度のお参りに出かけました。この時期、参拝客は少なく、参道もひっそりとしていましたが、いつも立ち寄る山野草のお店でケマンソウを、別の園芸店でクレマチスの苗を3種買って帰りました。
お参りを終えて阪急梅田駅に着いたのが、午後の4時。さてどうしよう。いつの間にか、二人の足は天満橋に向かっていました。目的は9日から始まっている造幣局の「桜の通り抜け」です。大阪生まれの家内は何度も行ったことがあるようですが、私は初めてでした。まずは食事を済ませ、ほろ酔い気分で夜桜を楽しむことにしました。関山、普賢象、松月、紅手毬、芝山、楊貴妃など131品種、350本。大半は遅咲きの八重桜で、今が盛りと花開いておりました。
それにしても、人の多さには驚きました。大川沿いにはたくさんの夜店が立ち並び、大勢の老若男女が行き交います。縁日の賑わいでした。船遊びを楽しむ者、花見酒を楽しむ者。皆それぞれに春を楽しんでいるご様子でした。
ということで、慌ただしくも楽しい土曜休日が終わりました。疲れついでに、1日早いブログ更新をすることにいたしました。写真を整理して、あとはとりとめのない文字を連ねていきます。で、何気なく手元のラジオのスイッチを入れたら、ちょうどNHKラジオ第一放送「ラジオ深夜便」の本番。今日のアンカーは、森田美由紀さんでした。いま、「オトナのリクエストアワー」が流れていますが、今日のテーマは「新たなページを彩る曲」。ゲストは作詞家の阿木燿子さんです。
この「ラジオ深夜便」が今年、25周年を迎えたのだそうです。若い頃、ラジオの深夜放送に慣れ親しんだ「ながら族」世代が、いま高齢期を迎えています。静かな寝室でベッドに身を横たえながら、ラジオのスイッチを入れる。夜の静寂、アンカーの静かな語りに耳を傾けます。私の身の回りには3台のラジオがあります。すべてSONY製ですが、最も古い機種とは20年来のお付き合いです。
枕元のラジオは一晩中、静かに流れています。別に身構えて聴いているわけではありません。夢現、意識も途切れ途切れ。心の思うままに静かに時間が流れています。それが私の心のバランスを維持しているのでしょう。アンカーは、テレビでお馴染みだった遠藤ふき子さん、須磨佳津江さん、川野一宇さん、宮川泰夫さん、森田美由紀さんなど多彩。初期の頃は山根基世さんのファンでもありました。
放送を補完するものに雑誌「ラジオ深夜便」があります。360円とお手頃なので、ついつい買ってしまいますが、いつも表紙を飾る中島潔さんの絵が気にいっています。4月号の作品は「春の風」でした。日本の原風景、四季の移ろいと子どもの姿.......。
さて、明日は統一地方選挙です。投票に行って、その帰りに散髪でもしてきましょう。