心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

下鴨神社の流鏑馬神事を楽しむ

2015-05-04 23:55:30 | Weblog

 連休二日目の朝、コーヒーをいただきながら新聞を読んでいると、家内が「ネットで調べたんだけど、きょう下鴨神社で流鏑馬(やぶさめ)があるらしいよ。行かない」。これでその日の行動は決まりました。めざしたのは、夏の盛りに納涼古本祭が催される下鴨神社・糺の森です。
 流鏑馬とは、武家の衣装を身に纏った射手が、馬上に跨り勇ましく駆けながら「イン、ヨー、イ」という掛け声と共に的に矢を放つ神事で、葵祭が平穏無事に行われるように祓い清めるものなのだそうです。
 馬場となる糺の森には、有料席(2500円)と無料席があって、私たちは「3の的」近くの無料席を確保しました。本番までには、いろいろ儀式もあって、平安時代の衣を纏った方々が恭しく行列し気分を盛り上げます。
 本番が始まると、ゆったりとした時空間に緊張が走ります。100メートルごとに設けられた3つの的に向かって、疾風怒濤。的に矢があたるとパーンという大きな音が森に響き、詰めかけた観客から大きな拍手が鳴り響きます。なんとも勇ましい神事でありました。
 この流鏑馬、私は学生時代に友人と一緒に見に行ったことがあります。今となっては懐かしい思い出ですが、調べてみると下鴨神社の流鏑馬は昭和48年に復活とあります。ということは、以前に見たのは上賀茂神社の賀茂競馬だったかもしれません。
 その日は、久しぶりに同志社大学今出川キャンパスを覗いたあと、ぶらり歩いて河原町三条まで散策。夜の京都を楽しんで帰りました。

 ところで、流鏑馬を見ていたとき、家内の携帯に次男君から珍しく電話がありました。この連休は帰らないと。友達と旅行にでも行くのかと思いきや「結婚することにした」と。家を探すのだと。(*゜▽゜*)\(◎o◎)/!ヽ(´▽`)/
 東京、横浜、大阪、アメリカと行ったり来たりしているうちに32歳。もう結婚なんてしないかもと思っていた次男君。温かい手を差し伸べてくれる女性がいたんです。彼より年上のようですが、なぜか納得してしまいました。近いうちに紹介すると。
 これで3人の子供たち全員が、収まるところに収まったということなんでしょう。でも、ふと思いました。3人の子供たちは、文系の私とはまったく異なり全員理系です。それも全員、知能、情報システム関係。なのに、私たち夫婦と同じく3人とも職場結婚でお相手を見つけました。これもなにかのご縁なんでしょう。きっと。

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