心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

愛犬ゴンタ爺さんの入浴

2016-03-12 21:59:08 | 愛犬ゴンタ

 だんだんと日が長くなってきました。1日の始まりとなる最寄りのバス停も、数ヶ月前に比べるとずいぶん明るくなりました。それに合わせて道端の草木が動き出します。1年でもっとも生命(いのち)を感じる季節です。
 我が家のお庭も、アケビの花は満開だし、クリスマスローズも一斉に花開きました。この花は健気に下ばかり向いていますが、指を添えてお顔を拝見すると、なんともお美しい表情をしています。ハーブや山野草の芽も顔を出し、毎週草木の成長が楽しみな季節です。そうそう、先週は、クヌギの原木2本に椎茸の種駒を打ち込みました。
 ところで、きょうは久しぶりにゆったりとした1日を過ごしました。ゴンタ爺さんと朝のお散歩が終わると、1週間ぶりの入浴です。最近は、立っているのも危ういので、浴室内でも身体を支えてあげないとすぐに横たわってしまいます。その分時間がかかりますが、温かいお湯をかけながらシャンプーで丁寧に洗ってあげます。最後に全身をタオルでぐるぐる巻きにして浴室の外に出ます。
 身体が乾いて、やっとひと息。以前は部屋中を走り回っていましたが、今はほんの少し歩くことができる程度です。横たわってしまうと立ち上がれません。それを良いことに、私の膝から離れようとしません。食が細くなっているので、ずいぶんやせ細ってきているのが気になります。
 落ち着いたあとは屋外の陽だまりでブラッシングです。全身に心地よい刺激を得て、時々懐かしい若い頃の表情を見せてくれるのが、せめてもの慰みです。こうして、ゴンタ爺さんの入浴は終わります。

  さてさて、今週は、津本陽著「巨人伝」を読み始めました。南方熊楠の生き様を小説にしたものですから寝っ転がって読み進むことができますが、なにせ500ページもの大著です。気長にページをめくっていことにいたしましょう。 
 そんなわけで、今夜は、めずらしくベルリーニの歌劇「ノルマ」をご鑑賞であります。ケルトの巫女と、敵対するローマ帝国地方総督との禁じられた恋に纏わる悲しい物語です。このDVDは、2001年3月、イタリア・パルマ王立劇場のライヴ映像です。ということで、本日のブログ更新は早々に終えることにいたします。

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