あれよあれよという間に2月を迎えました。旧暦では「東風解凍」といい、春の風が吹いて氷が解け始める時季のようですが、まだまだ寒い日が続きます。きょうは節分です。老夫婦だけの我が家でも、なんとなく豆まきもどきのことをしますが、どういうわけか鬼はいつも私です(笑)。
今週の水彩画教室の画材は「蕪と柚」でした。蕪を求めてスーパーを廻りましたが、最近の野菜は土がきれいに洗い流されて、尻尾もきれいに切り落とされています。なんかなあ?と思いながら尻尾を想像して絵を描きました。さあて、これから仕上げに入ります。
さて、1月の末に今年最後の新年会を二つこなしました。ひとつはシニア講座の仲間たち。もうひとつは現役時代に立ち上げた異業種交流会のOB仲間との懇親会です。そのうち後者は、呑み会の前に、先進的な取り組みをする会社や施設を見学するのが通例です。今回は南港にある介護福祉人材養成機関を訪ねました。学生たちは東南アジアからやってきた若者たちで日本語を学んだあと介護福祉の勉強をします。200人あまりの学生たちが学んでいました。この若者たちは、日本で介護福祉士の資格をとり、日本で介護の現場に立ちます。聞けば、母国は日本ほど高齢化が進んでいないので、多くは母国で介護の職に就くことは当面考えていません。
一方の日本はと言えば、慢性的な介護人材不足があります。お給料も相対的に安く敬遠されている現状があります。留学生たちは国内の介護施設から学費の援助を受けて学んでいます。介護現場で苦労しない程度の日本語能力を身につけ、必死に学んでいる姿が印象的でした。私もいずれは、こういう方々のお世話にならなければならない日がやってくるのでしょうが、有為の外国人たちにおんぶに抱っこで済ませて良いのかどうか悩ましいところです。
話題は変わりますが、今日からNPO主催の文化祭が始まりました。作品展の運営担当を仰せつかり昨日から準備におおわらわ。それでも初日の今日は200名を超える方々がお越しになりほっとひと息です。私も水彩画とデジカメ作品を数点ずつ出展させていただきました。
それにしても元気なシニアの皆さんの作品にびっくりしました。みなそれぞれに楽しい創作の時間をお過ごしになっています。