心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

梅雨明けと農作業

2010-07-18 09:30:24 | Weblog
 我が家の菜園では今、かぼちゃの花が咲いています。もちろんあちらこちらに小さな実がついています。ことしは空き地にサツマイモの苗も植えています。大きく育ったら孫君を呼んで収穫祭をしなければなりません。そうそう、我が家の水槽では、プラティが数えられないほどの数になっています。40匹?50匹?60匹?近所のペットショップで半年前に8匹ほど買ってきたのですが、その増殖ぶりにびっくりしています。増えるということは、水槽のお掃除もたいへんということです。休日は菜園のお手入れのほかに、水槽やら亀五郎夫妻の飼育箱の掃除など、結構たいへんなのです。
               
 そんな日曜日の朝、LPレコードの具体的な曲目が浮かばなかったので、久しぶりにラジオのスイッチをいれました。NHKラジオ第一の「音楽の泉」です。司会は皆川達夫さんです。このAM放送はFM放送が誕生する前の1948年頃から始まったクラシックファンのための番組で、MONOの素直な音が清々しい朝の空気に合います。この番組、わたしの父が昔よく聴いていました。きょうのテーマは「ヴァイオリン・フルート名曲集」でした。
 さて、ここ大阪もやっと梅雨が開けました。長かったような、そうでもないような梅雨が明けて、きょうの空は真っ青。さきほど愛犬ゴンタとお散歩に行ってきましたが、ひんやりとした木陰でひと休みすると、あたりで元気な夏蝉の鳴き声が響きます。そう、「夏」なのです。小さい頃、これから始まる長い夏休みに心弾む、そんな季節を今年も迎えました。そういえばこの連休、田舎では全国のお姉さん方が結集しています。私もお誘いを受けましたが、この時期、大阪を離れるわけにも行かず失礼をしました。
               
 ところで、この1週間を振り返ってみると、やはり印象深いのは坐禅研修でしょうか。以前から一度は経験してみたいと思いながら、やっと先日、幹部候補人材の研修の一環として実現できました。禅作法による精進料理体験、住職様の法話、そして坐禅、最後は拝観という半日のプログラムでしたが、雨がしとしとと降るなかで1時間ほど坐禅をいたしました。非日常の世界に身をおいて自らの心を振り返る貴重な時間を過ごすことができました。意外ときつかったのが禅的作法による昼食でした。もちろん、正座です。ふだん正座をする習慣がないので本心は食事どころではありませんでした。良い経験をいたしました。
 と綴っている最中も、窓の外では夏蝉の鳴き声が聞こえてきます。ラジオから流れるフルート演奏(カルメン幻想曲)の流れに呼応しているようにも思えますが、長い梅雨が明けて、蝉たちも喜んでいるのでしょう。この曲、私も好きな曲です。
 この夏、わたしは60歳の誕生日を迎えます。先日、職場から「60歳になられる皆さまへ」と題する資料をいただきました。年金の請求手続きに関する資料でした。数日前に、改選手続きがあって任期更新となりましたから、申請しても当分年金はお預けなのだそうです。喜んでよいのか悲しんでよいのかよくわかりませんが、手続きだけはしておくことになります。お盆には子供たちが集まってくれて還暦祝いの宴が予定されているとか。早く老人にしてしまいたいのかなぁと思ってみたりする、今日この頃です。
 さあ、梅雨の間に庭の草木が茂ってしまいましたので、きょうはこれから虫ガードの薬を身体中に噴射して庭掃除を行います。そのあとの冷たいビールを楽しみに。
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