10月30日の「朝日新聞デジタル」に図書館に関するこんな記事が載っていました。
『公立図書館の貸し出しにより本が売れなくなっているとして、大手出版社や作家らが、発売から一定期間、新刊本の貸し出しをやめるよう求める動きがある。新潮社を旗振り役に大手書店やエンターテインメント系作家らが、著者と版元の合意がある新刊について、貸し出しの1年猶予を求める文書を、11月にも図書館側に送る予定だ。』
『大手出版社の文芸作品は一般的に、最初に刷った部数(初版)の9割が売れて採算ラインに乗り、増刷分が利益となるといわれる。数十万部に到達するベストセラーはまれで、大御所から中堅人気作家による初版2万~3万程度の作品で収益を確保できるかが死活問題だ。だが、近年はこれらの作品でなかなか増刷が出ないという。出版不況の一方、全国の公共図書館は10年で400館以上増え、3246館に。貸出冊数も軌を一にする。』
確かに、図書館が「無料貸本屋化」しているというのは、ヘビーユーザーである自分の実感です。
図書館内で本を読むことはもちろん、本を探すこともない。インターネットで本の貸し出しを予約をして、ケータイに取り置き中のメールが届いたら、あとは本を取りに行くだけ。
有名作家さんや芥川賞や直木賞、本屋大賞やこのミス大賞にノミネートされた新刊は、大概はどれも100人以上の順番待ち。
「もしこれがなかりせば」と出版業界が文句を言うのも、分からなくもありません。
それと、ブックオフですよね。
出版後1年くらい経過した本であれば、ブックオフを何件か探せばだいたい見つかる。
安いだけではない。ブックオフは作家さん別に本が並んでいるので、普通の本屋さんよりずっと探しやすい。
読み終わって、再読しないだろうなーと思う本は、ブックオフに売って、また次の本を買う。
でも、図書館やブックオフがなければ、それだけ新刊が売れるかと言えば、そんなことはないと思う。
自分は月に20冊くらい本を読むけど、それを全部単行本の新刊で揃えたら約月3万円、文庫本でも1万5千円くらいかかる。
でも、それよりも置き場所ですよね。本はかさばるから、自宅に置いておける冊数はおのずと限られる。
最近は、読みたいと思った本は「読書メーター」に登録しているから、店頭で見て衝動買いってことはあまりない。
図書館のインターネットやブックオフの方が、普通の本屋さんよりも容易に読みたい本にたどり着ける。
ITで物品や情報の入手が容易になったのは、何も出版業界に限ったことではない。時代は止められない。
図書館やブックオフのおかげで本の流通形態が多様化したわけで、それならばいっそこれをフル活用し、商品の露出を増やし、活字離れに歯止めをかけ、潜在的ニーズを掘り起こすんだくらいの気構えでいくしかないと思うのだけど。
ツタヤ図書館も、反対する住民や自治体もあって、あまりうまくいっていないみたいですね。
図書館と本屋とカフェの併設、自分は良いと思います。
どうしても読みたい本が100人待ちで、目の前に本屋があれば、多分買っちゃうと思います。
出版側も、自治体側も、些細なことに目くじら立てることより、まずは来場者数を増やすこと。読書ファンを増やすこと。
それに専心すべき、自分はそう思います。
『公立図書館の貸し出しにより本が売れなくなっているとして、大手出版社や作家らが、発売から一定期間、新刊本の貸し出しをやめるよう求める動きがある。新潮社を旗振り役に大手書店やエンターテインメント系作家らが、著者と版元の合意がある新刊について、貸し出しの1年猶予を求める文書を、11月にも図書館側に送る予定だ。』
『大手出版社の文芸作品は一般的に、最初に刷った部数(初版)の9割が売れて採算ラインに乗り、増刷分が利益となるといわれる。数十万部に到達するベストセラーはまれで、大御所から中堅人気作家による初版2万~3万程度の作品で収益を確保できるかが死活問題だ。だが、近年はこれらの作品でなかなか増刷が出ないという。出版不況の一方、全国の公共図書館は10年で400館以上増え、3246館に。貸出冊数も軌を一にする。』
確かに、図書館が「無料貸本屋化」しているというのは、ヘビーユーザーである自分の実感です。
図書館内で本を読むことはもちろん、本を探すこともない。インターネットで本の貸し出しを予約をして、ケータイに取り置き中のメールが届いたら、あとは本を取りに行くだけ。
有名作家さんや芥川賞や直木賞、本屋大賞やこのミス大賞にノミネートされた新刊は、大概はどれも100人以上の順番待ち。
「もしこれがなかりせば」と出版業界が文句を言うのも、分からなくもありません。
それと、ブックオフですよね。
出版後1年くらい経過した本であれば、ブックオフを何件か探せばだいたい見つかる。
安いだけではない。ブックオフは作家さん別に本が並んでいるので、普通の本屋さんよりずっと探しやすい。
読み終わって、再読しないだろうなーと思う本は、ブックオフに売って、また次の本を買う。
でも、図書館やブックオフがなければ、それだけ新刊が売れるかと言えば、そんなことはないと思う。
自分は月に20冊くらい本を読むけど、それを全部単行本の新刊で揃えたら約月3万円、文庫本でも1万5千円くらいかかる。
でも、それよりも置き場所ですよね。本はかさばるから、自宅に置いておける冊数はおのずと限られる。
最近は、読みたいと思った本は「読書メーター」に登録しているから、店頭で見て衝動買いってことはあまりない。
図書館のインターネットやブックオフの方が、普通の本屋さんよりも容易に読みたい本にたどり着ける。
ITで物品や情報の入手が容易になったのは、何も出版業界に限ったことではない。時代は止められない。
図書館やブックオフのおかげで本の流通形態が多様化したわけで、それならばいっそこれをフル活用し、商品の露出を増やし、活字離れに歯止めをかけ、潜在的ニーズを掘り起こすんだくらいの気構えでいくしかないと思うのだけど。
ツタヤ図書館も、反対する住民や自治体もあって、あまりうまくいっていないみたいですね。
図書館と本屋とカフェの併設、自分は良いと思います。
どうしても読みたい本が100人待ちで、目の前に本屋があれば、多分買っちゃうと思います。
出版側も、自治体側も、些細なことに目くじら立てることより、まずは来場者数を増やすこと。読書ファンを増やすこと。
それに専心すべき、自分はそう思います。
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