ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

龍神ニッポン、最終戦も勝利

2019-10-15 22:46:43 | スポーツ
ワールドカップ最終戦、勝っても負けても4位の日本は、最終戦のカナダ戦に、ウイングスパイカーが久原、柳田、オポジットに清水、ミドルが李と山内という布陣で臨みました。はっきり言って二軍、今まであまり出場機会がなかった選手たちがコート上に並びます。
今回のワールドカップは16人登録でベンチ入りが14人、来年のオリンピックは12人ですから、少なくとも4人はオリンピックに行けないことになる。出場機会の少ない選手にとってはチャンスであり、サバイバル。

攻撃力の差は歴然で、まるで日本に「勝ってください」とでもいうようにサーブミスを繰り返すカナダに、それ以上に攻撃が決まらないまま、第一セットを落とす日本。
第二セットは無理せず入れるサーブを打ってきたカナダ、そのおかげで徐々にプレーがかみ合ってくる日本、ブロックアウトやフェイント、ギリギリのプレーで僅差で圧倒的な攻撃力の相手にしがみつき、終盤で西田、石川のリリーフを仰ぎながら、2,3セット目を取り返す。
第4セットは、リリーフの投入が遅れて敗戦、これでセットカウント2-2。
15点先取の第5セットは早めに7-4とリードしたところで西田、石川を投入するも、これが裏目に出て連続失点、7-8で相手にコートチェンジを許す、苦しい展開。

でも、9-9からの、西田のサーブがすごかった。まず2本、山内のブロックを1本挟んで、そこからまた3本連続のサービスエースでゲームセット。
ここに来るまでの清水ら普段あまり試合に出ない人たちの頑張りも印象から吹き飛んでしまうような、衝撃的なシーンでした。

入るとすごいけどあまり入らない、3本続けて入ることはめったない、そんな日本のジャンプサーブを見慣れた自分にとって、メンバーチェンジやタイムアウト、レフリーへの抗議、何とかサーブミスを誘おうとするカナダのベンチワークをものともせず、6本続けて相手コートにベストのサーブを叩きこんだ西田のサーブの、まさに試合を決めるビッグサーブでした。

強い日本の男子バレー復活、と思っていいんですよね。
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