10月も相変わらず低調で8冊のみ、昔は月20冊ペースで読んでたんだけど。。。
◆腹を割ったら血が出るだけさ(住野よる)
他の人から愛されたくて自分を偽って生きている、そんな自分がたまらなく嫌いだけどそうせずにはいられない女子高生・糸林茜寧が素のままに生きている女装癖の青年・宇川逢に出会い、自分を取り戻そうとあがく。他にもアイドルグループ・インパチェンスのメンバーとか、皆自分を偽って周囲の評価を気にして生きてる人ばかり登場する。
誰しも多少なりとも自分を演じる部分はあるけど、それは自分が好きな自分になるためで、人に愛されるために、自分のことが嫌いになるくらい自分を偽るってのは、うーん、よくわからないです。
◆ミカエルの鼓動(柚月裕子)
柚月さんが医療ミステリーですか。直木賞候補にもなりましたが、残念でした。
いつもの柚月さんに比べるとちょっとあっさり目かな。真木医師の仕事に対する姿勢がかっこいい。
◆怪盗フラヌールの巡回(西尾維新)
西尾維新さんの新作、「物語シリーズ」「忘却探偵シリーズ」のファンだったのでの手に取りましたが、これもシリーズものにする気満々ですね。ミステリーのようでそうでもなくて。面白いことは面白かったけど続けて読むかは微妙かなー。粗製乱造にならないことを祈念します。
◆恋愛中毒 (山本文緒)
長い間積読していた本、やっと読みました。重い女、水無月。ここまで来ると「重い」では済まされませんよね。怖い、怖い。でもここまでされて、それでも続いている創路先生ってどういう神経をしているのか、なんかすごい話でした。
◆みかんとひよどり (近藤文恵)
秩父の林道をジョギング中に鹿を見たことがあります。秩父の小鹿野町で駆除した鹿をレストランで出す運動をしているという話も聞きました。私はジビエを味わうほどの食通ではありませんが、考えさせられるお話です。
TVドラマ「HEAVEN?ご苦楽レストラン」の石原さとみを彷彿とさせるオーナーがキャラ立ちしています。周囲に振り回されながらもしっかり自分の考えを持って前に進んでいく潮田くん、いいですねー。
◆100万回生きたきみ (七月隆文)
ストーリーよりも先に、涼宮ハルヒのエンドレス・エイトをはるかに上回る「100万回」というタイトルに違和感を感じてしまった。だって20年✕100万回=2000万年、ホモサピエンスが誕生してたかだか10万年、アウストラロピテクスだって400万年とかなのに、人類の歴史よりずっと長いじゃんって。まあ、そんなことを抜きにして考えればスケールのでかい切ない系のファンタジーのまずまずのお話。ハルカの正体、そういうことですか、うーん。
◆黛家の兄弟(砂原浩太朗)
著者の作品は「高瀬庄左衛門御留書」に続き2作目、同じ架空の藩が舞台だが今回の主人公は筆頭家老の家格の三男とその兄弟、静謐な前作と比べ今回のは派手目。一見平穏な江戸時代の、名門武家同士の暗闘が何とも生々しい。
次男を陰謀で失った家の嫡男と他家に婿入りした三男の、長い年月を経ても通じ合う心、藩政を思う心とそれを超える家への思い。前作も面白かったが本作はそれ以上に面白かった。それと 文章が美しい。今年の山本周五郎賞受賞作。
◆エロマンガ先生(13) エロマンガフェスティバル (伏見つかさ)
アニメ化されたあたりまでは良かったんだけど、二人の仲が進展するにつれてそっちの方は食傷気味、ラブコメ、ハーレム要素が薄れ、ラノベ作家側の楽屋落ちネタが増え、登場人物の書き分けも煩雑になって、、、最初が面白かっただけに尻つぼみ感が半端なかった。それでも乗りかかった船で最終話まで読了、今はなんだかちょっとほっとしてます。
◆腹を割ったら血が出るだけさ(住野よる)
他の人から愛されたくて自分を偽って生きている、そんな自分がたまらなく嫌いだけどそうせずにはいられない女子高生・糸林茜寧が素のままに生きている女装癖の青年・宇川逢に出会い、自分を取り戻そうとあがく。他にもアイドルグループ・インパチェンスのメンバーとか、皆自分を偽って周囲の評価を気にして生きてる人ばかり登場する。
誰しも多少なりとも自分を演じる部分はあるけど、それは自分が好きな自分になるためで、人に愛されるために、自分のことが嫌いになるくらい自分を偽るってのは、うーん、よくわからないです。
◆ミカエルの鼓動(柚月裕子)
柚月さんが医療ミステリーですか。直木賞候補にもなりましたが、残念でした。
いつもの柚月さんに比べるとちょっとあっさり目かな。真木医師の仕事に対する姿勢がかっこいい。
◆怪盗フラヌールの巡回(西尾維新)
西尾維新さんの新作、「物語シリーズ」「忘却探偵シリーズ」のファンだったのでの手に取りましたが、これもシリーズものにする気満々ですね。ミステリーのようでそうでもなくて。面白いことは面白かったけど続けて読むかは微妙かなー。粗製乱造にならないことを祈念します。
◆恋愛中毒 (山本文緒)
長い間積読していた本、やっと読みました。重い女、水無月。ここまで来ると「重い」では済まされませんよね。怖い、怖い。でもここまでされて、それでも続いている創路先生ってどういう神経をしているのか、なんかすごい話でした。
◆みかんとひよどり (近藤文恵)
秩父の林道をジョギング中に鹿を見たことがあります。秩父の小鹿野町で駆除した鹿をレストランで出す運動をしているという話も聞きました。私はジビエを味わうほどの食通ではありませんが、考えさせられるお話です。
TVドラマ「HEAVEN?ご苦楽レストラン」の石原さとみを彷彿とさせるオーナーがキャラ立ちしています。周囲に振り回されながらもしっかり自分の考えを持って前に進んでいく潮田くん、いいですねー。
◆100万回生きたきみ (七月隆文)
ストーリーよりも先に、涼宮ハルヒのエンドレス・エイトをはるかに上回る「100万回」というタイトルに違和感を感じてしまった。だって20年✕100万回=2000万年、ホモサピエンスが誕生してたかだか10万年、アウストラロピテクスだって400万年とかなのに、人類の歴史よりずっと長いじゃんって。まあ、そんなことを抜きにして考えればスケールのでかい切ない系のファンタジーのまずまずのお話。ハルカの正体、そういうことですか、うーん。
◆黛家の兄弟(砂原浩太朗)
著者の作品は「高瀬庄左衛門御留書」に続き2作目、同じ架空の藩が舞台だが今回の主人公は筆頭家老の家格の三男とその兄弟、静謐な前作と比べ今回のは派手目。一見平穏な江戸時代の、名門武家同士の暗闘が何とも生々しい。
次男を陰謀で失った家の嫡男と他家に婿入りした三男の、長い年月を経ても通じ合う心、藩政を思う心とそれを超える家への思い。前作も面白かったが本作はそれ以上に面白かった。それと 文章が美しい。今年の山本周五郎賞受賞作。
◆エロマンガ先生(13) エロマンガフェスティバル (伏見つかさ)
アニメ化されたあたりまでは良かったんだけど、二人の仲が進展するにつれてそっちの方は食傷気味、ラブコメ、ハーレム要素が薄れ、ラノベ作家側の楽屋落ちネタが増え、登場人物の書き分けも煩雑になって、、、最初が面白かっただけに尻つぼみ感が半端なかった。それでも乗りかかった船で最終話まで読了、今はなんだかちょっとほっとしてます。
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