ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

少しだけマニアックな箱根駅伝観戦記

2012-01-03 18:42:31 | スポーツ
箱根駅伝、昨年、一昨年は復路の沿道まで行ったのですが、今年はTV観戦に徹しました。
その方がゆっくりレースを楽しめますから。いやー、2日間楽しみました。

それにしても、東洋大学、すごかったです。
6人で44kmの出雲駅伝が東洋・駒大・早稲田の順。
8人で107kmの全日本駅伝が駒大・東洋・早稲田の順。
10人で217km、しかも山のある箱根駅伝です。三強対決なんていわれてましたが、去年は不調だった柏原が、今年の全日本駅伝で駒大の窪田を押さえて区間賞を取ってましたから、普通に行けば東洋のぶっちぎり優勝、2位駒大、3位早稲田と思ってました。
結果は、予想をはるかに上回る東洋大のぶっちぎりでした。
柏原竜二は予想通り2位の駒大より4分速かったのですが、残りの5分は他の9人が作ったわけで、こっちの方が予想外。
トップで柏原に襷が渡った時点で勝負ありって感じでしたが、復路の6,7,8区も安全策なんて微塵も感じさせない攻めの走り、もう本当に圧巻でした。
昨年、早稲田の歓喜の胴上げを見つめていた柏原ら東洋大の選手の顔を思い出します。あの21秒差を、選手一人ひとりが自分の責任として背負い、1年間頑張った結果がこの圧勝なのでしょう。

早稲田は、3強と言われながらも、4位になっちゃいました。
でも、まあ、9区に駒大の窪田くん、10区に明大の鎧坂くんがいたのでは仕方ないですね。
主力と思われた4年生の八木くん、三田くんが出られず、4年生が頑張る早稲田を見られなかったのは残念でした。
早稲田はスポーツ枠で取れる選手数が他大学より少ないのでしょう。そんな中で、8区を走った2年生の志方くんは明るい材料です。
彼、出雲、全日本も出てませんでしたし、今回も補欠でしたので、まだダメなのかなと思っていたのですが、区間2位とまずまずの走りをしてくれました。
周囲からも走って当然と期待される選手でしたから、さぞ今まで辛かったことでしょう。

会社が近所のよしみで青山学院を応援しているのですが、出岐くん、すごかったですね。
昨年も2区4位だったし、全日本駅伝では早稲田の大迫くんに勝って区間賞でしたので、そこそこ走るとは思ってましたが、花の2区で区間賞とは!
青山学院の選手は、毎年10月高島平ロードレースの20kmの部に出てくるのですが、出岐くんはただ一人1時間を切るタイムで2年連続独走優勝、決して美しいともダイナミックともいえないピッチ走法なのですが、他の選手を5km過ぎでぶっちぎって、別格に速い。
レースや駅伝になれば必ずきっちり結果を出せる選手です。
去年の箱根では東海大の村澤選手が区間賞の快走をし、チームに勇気を与え、予選会から出場した母校を4位に導き、本人もMVPを獲得しました。
今年は、出岐くんがその役割をし、昨年はシードギリギリだった母校を5位に躍進させました。

まだまだ書きたいことは一杯あるのですが、きりがないからこれくらいにしときます。
駅伝って、ホントに面白いです。

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