龍神ジャパン、終戦

イランに負けちゃいましたね。
これでセット率とかそういうのに関係なく、五輪に行くには実力が足りなかったということになります。

イランは、やはりアジアチャンピオンだけあっていいチームでした。
高さは日本と変わらない。
でもサーブレシーブがいいですね。
ルールは変わっても、今も昔も、バレーはサーブレシーブ、そういう試合でした。
日本に勝機があったとしたら、第二セットの24-23からのサーブレシーブ、あそこで勝ち切れなかったのが強いチームと並みのチームの差なんでしょう。

日本も、前評判よりは頑張ったと思います。
本当に、心からご苦労様と言いたいです。

何が課題かと言われても難しいんだけど、やはり大型化、絶対的なエースの養成、なんでしょうね。
72年に日本男子がミュンヘンで金メダルを取ったときの平均身長は190cm、速攻コンビバレーと言われながらも、体格的にも世界トップレベルの大型チームでした。
あれから40年、日本チームの身長は190cmのまま、でも世界のトップチームは10cm以上大きくなっている。
連続得点をするためには、ブロックが３枚つこうが、多少トスが悪かろうが、二段トスを決めきるエースが必要。
ここ一本というときは、理屈抜きに、何で決まるのか分からないけどブロックの手の間を抜けてでも決まってしまう、そんなエースの養成。
若手と思っていた福沢、清水ももう25歳、その次の有望な若手も、今回のメンバーの中には見当たらない。
次の五輪と言わず、2020年の東京オリンピック？に向けての強化策が必要、それくらい世界との差は開いてしまっているよう、そんな気がします。