ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

西尾維新「恋物語」

2012-01-02 12:28:06 | 読書
なんせ「化物語」シリーズの最終話なんで、
その上「囮物語」の終わり方があんなだったので、
前作の「鬼物語」もすごい話だったので、
それにもう、なんてたって副題「ひたぎエンド」ですから!
(以下、ネタバレありです)
暦くんとひたぎさんの想像を絶するくらい自己犠牲的な、変態的なまでに献身的な恋の物語を期待していたのですが、西尾さんに見事にやられたって感じです。
語り部はひたぎさんか暦くんと決めてかかってたのですが、まさか貝木泥舟とは、、0.1%も予想していませんでした。
本作品については、未読の人も多いでしょうから、とりあえず細かい内容は伏せときますけど、撫子ちゃん、蛇神様になって、キャラ完全に初期設定と変っちゃってますよね。
まあ、貝木の活躍?で、意外とあっさりと、暦くん、ひたぎさん、忍ちゃんは殺されずにすんだというわけで、それはそれでよかったのですが、
話が全然「恋物語(ひたぎエンド)」になってないし、伏線も整理し切れてないし、こんなんで終わりでいいのかっ、、、

って思ったら、まだ続くみたいですね。
物語シリーズ・ファイナルシーズンであと3つ、「憑物語(よつぎドール)」「終物語(おうぎダーク)」「続終物語(こよみブック)」とあるそうで。
副題からして、当然、斧乃木余接(おののき よつぎ)、忍野扇、そして暦くん自身が主人公と言うことになるのでしょう。
余接ちゃんや扇さんの画はまだ出てきていないのですが、童女に女子高生ですから、それなりにヒロインをやれるキャラなんでしょう。
最終話が暦くんとひたぎさんの恋の行方、その前に、この2作で伏線を全部回収することになるのかな。

扇さん、忍野メメの親族なんでしょうが、今のところは全く正体不明、でも、随分といろんな事件に既に絡んでいるようです。
余接ちゃんは、確かめちゃ強い陰陽師の影縫さんの式神のはずなんですが、このところ随分と単独行動が目立ちます。
神原駿河の母の妹という臥煙 伊豆湖(がえんいずこ)もまだ謎だらけですしね。

まあ、仕方ない。
乗りかかった船ですから、あと3冊お付き合いしますか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2012年、新年のご挨拶 | トップ | 氷川神社めぐりジョグ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事