今年になって、読書のペースが落ちている。2月は13冊でした。
◆ヒア・カムズ・ザ・サン 東京バンドワゴン(小路 幸也)
このシリーズももう10作目。最近は毎年春に新刊というペースが定着してきた。
かんなちゃんと鈴美ちゃんも回を追うごとに大きくなって、今回はノラと玉三郎が代替わりして、あいも変わらずにぎやかにな堀田家。偉大なるマンネリに拍手です。
でも、登場人物が徐々に増えてきて、だんだんわかりにくくなってきた。亀梨くんとか、多部ちゃんとか、ドラマのキャストに脳内変換して読んでいるので、新しい人が出てくると、困る。
◆挑戦者たち(法月綸太郎)
「このミス」「文春」「ミステリが読みたい!」「本格ミステリ」各社のミステリーランキングの10位までの本は全部読むことにしているので、「読みたい!」7位のこの本も読むことになりました。
正直言って、この本の面白さはよく理解できませんでした。法月さんの作品はマニアックなので、読むのに苦労しています。
◆言ってはいけない 残酷すぎる真実(橘玲) (新潮新書)
話題になっているので読んでみた。
なるほど、自分の若いころの、脳髄から湧き上がって大脳新皮質を支配してしまうようなあの性衝動は進化論で説明がつくのか。
彼女(当時)にそう説明すれば許してもらえたのか。無理だったろうな。
◆いまさら翼といわれても(米澤穂信)
久々の古典部、久々のホータローです。
今回は、「遠回りする雛」に続き短編集。相変わらずのライト・ミステリーに、ホータローとえるの仲がなんとなく、、、
まだ2年生の夏休み、米澤さんにはホータローたちが卒業するまで書ききってほしい。
◆リーチ先生(原田マハ)
原田さんの美術ネタというと、ピカソとか、印象派の巨匠とか、そういう話と思っていたのですが、これはまた地味な、暖かい、でもいつも通り芸術に対する愛情にあふれた、とても素敵なお話でした。
芸術に魅せられると、ここまで向う見ずになれるものなのか。リーチ先生と亀ちゃんの師弟愛、良いですね。
◆聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (井上真偽)
シリーズ2作目。前作に続きミステリーのランキング本で上位に入っていたので、読んでみました。
◆分かれ道ノストラダムス(深緑野分)
著者の本は直木賞候補作になった「戦場のコックたち」に続き2冊目。でも、ずいぶんと趣が違う、ジュブナイル的な、ボーイ・ミーツ・ガール的なミステリー仕立て。
八女くんがスーパー高校生すぎる?
◆掟上今日子の旅行記(西尾維新)
久々の厄介くん、久々の長編。ストーリーより、二人の一夜が気になる。寝ないで何をしていたのか、、、
◆ジェリーフィッシュは凍らない(市川憂人)
キャッチ―なタイトル、冷戦時代という近過去を舞台にしたSF的ミステリー。
ジェリーフィッシュという、ローテクっぽい飛行体が作り出すクローズドサークルでおこる連続殺人事件。
「そして誰もいなくなった」のオマージュということで、犯人にヤマをかけて読んでいたのだが大外れ。思わず初めから読み直した巧妙な叙述トリック。新人とは思えない筆力、こういうミステリーが読みたかった。
◆君の名は。 Another Side:Earthbound (加納新太)
最後の「あなたが結んだもの」で明らかになった三葉のお父さんの真実、あのお父さんにそんな過去があったとは。宮水神社の持つ神秘的な何かが町全体を覆う。そんな親しみを持った畏れみたいなもの、昔は日本中にあったのでしょう。
映画のクライマックスで今一つ腑に落ちなかったことが、理解できました。
◆望み(雫井脩介)
失踪中の息子は殺人事件の被害者か加害者か?そんなことをする子ではないと信じれば、既に殺されていることになる。
マスコミや周囲から加害者と疑われ、つらい仕打ちを受ける一登と貴代美夫妻。加害者であってもいいから生きていてほしいという貴代美の母心。
私の母は、幼い私に「もしお前が誰かを殺めたら、お前を殺して私も死ぬ」と口癖のように言っていた。そんな母の息子だから、私にも息子がいるが、私は貴代美のようには考えられないと思う。
◆鬼談百景 (小野不由美)
こ、こわい。。。
◆GOSICK GREEN(桜庭一樹)
新大陸編もはや4作目。ソヴュール編に比べ、ヴィクトリカに暗い影が無くなったというか、ずいぶんとライトな作風、普通のラノベになったという感じ。
まあ、これはこれでよろしいのではないでしょうか。
◆ヒア・カムズ・ザ・サン 東京バンドワゴン(小路 幸也)
このシリーズももう10作目。最近は毎年春に新刊というペースが定着してきた。
かんなちゃんと鈴美ちゃんも回を追うごとに大きくなって、今回はノラと玉三郎が代替わりして、あいも変わらずにぎやかにな堀田家。偉大なるマンネリに拍手です。
でも、登場人物が徐々に増えてきて、だんだんわかりにくくなってきた。亀梨くんとか、多部ちゃんとか、ドラマのキャストに脳内変換して読んでいるので、新しい人が出てくると、困る。
◆挑戦者たち(法月綸太郎)
「このミス」「文春」「ミステリが読みたい!」「本格ミステリ」各社のミステリーランキングの10位までの本は全部読むことにしているので、「読みたい!」7位のこの本も読むことになりました。
正直言って、この本の面白さはよく理解できませんでした。法月さんの作品はマニアックなので、読むのに苦労しています。
◆言ってはいけない 残酷すぎる真実(橘玲) (新潮新書)
話題になっているので読んでみた。
なるほど、自分の若いころの、脳髄から湧き上がって大脳新皮質を支配してしまうようなあの性衝動は進化論で説明がつくのか。
彼女(当時)にそう説明すれば許してもらえたのか。無理だったろうな。
◆いまさら翼といわれても(米澤穂信)
久々の古典部、久々のホータローです。
今回は、「遠回りする雛」に続き短編集。相変わらずのライト・ミステリーに、ホータローとえるの仲がなんとなく、、、
まだ2年生の夏休み、米澤さんにはホータローたちが卒業するまで書ききってほしい。
◆リーチ先生(原田マハ)
原田さんの美術ネタというと、ピカソとか、印象派の巨匠とか、そういう話と思っていたのですが、これはまた地味な、暖かい、でもいつも通り芸術に対する愛情にあふれた、とても素敵なお話でした。
芸術に魅せられると、ここまで向う見ずになれるものなのか。リーチ先生と亀ちゃんの師弟愛、良いですね。
◆聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (井上真偽)
シリーズ2作目。前作に続きミステリーのランキング本で上位に入っていたので、読んでみました。
◆分かれ道ノストラダムス(深緑野分)
著者の本は直木賞候補作になった「戦場のコックたち」に続き2冊目。でも、ずいぶんと趣が違う、ジュブナイル的な、ボーイ・ミーツ・ガール的なミステリー仕立て。
八女くんがスーパー高校生すぎる?
◆掟上今日子の旅行記(西尾維新)
久々の厄介くん、久々の長編。ストーリーより、二人の一夜が気になる。寝ないで何をしていたのか、、、
◆ジェリーフィッシュは凍らない(市川憂人)
キャッチ―なタイトル、冷戦時代という近過去を舞台にしたSF的ミステリー。
ジェリーフィッシュという、ローテクっぽい飛行体が作り出すクローズドサークルでおこる連続殺人事件。
「そして誰もいなくなった」のオマージュということで、犯人にヤマをかけて読んでいたのだが大外れ。思わず初めから読み直した巧妙な叙述トリック。新人とは思えない筆力、こういうミステリーが読みたかった。
◆君の名は。 Another Side:Earthbound (加納新太)
最後の「あなたが結んだもの」で明らかになった三葉のお父さんの真実、あのお父さんにそんな過去があったとは。宮水神社の持つ神秘的な何かが町全体を覆う。そんな親しみを持った畏れみたいなもの、昔は日本中にあったのでしょう。
映画のクライマックスで今一つ腑に落ちなかったことが、理解できました。
◆望み(雫井脩介)
失踪中の息子は殺人事件の被害者か加害者か?そんなことをする子ではないと信じれば、既に殺されていることになる。
マスコミや周囲から加害者と疑われ、つらい仕打ちを受ける一登と貴代美夫妻。加害者であってもいいから生きていてほしいという貴代美の母心。
私の母は、幼い私に「もしお前が誰かを殺めたら、お前を殺して私も死ぬ」と口癖のように言っていた。そんな母の息子だから、私にも息子がいるが、私は貴代美のようには考えられないと思う。
◆鬼談百景 (小野不由美)
こ、こわい。。。
◆GOSICK GREEN(桜庭一樹)
新大陸編もはや4作目。ソヴュール編に比べ、ヴィクトリカに暗い影が無くなったというか、ずいぶんとライトな作風、普通のラノベになったという感じ。
まあ、これはこれでよろしいのではないでしょうか。
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