ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

「あんころ姫」トランス・ヨーロッパ完走祝い

2009-07-04 16:28:20 | ランニング
7月3日(金)、「トランスヨーロッパ・フットレース」、イタリアの靴のかかと、BARIから、ヨーロッパ最北端の岬、NORDCAPPまで、4489kmを64日間で完走したあんころ姫の完走祝賀会が、神田のFoods Bar「いがぐり」で開催されました。

私と彼女の関係は、元会社の同僚、ランナー仲間、中学校の同級同窓、とある意味非常に濃いものがあります。
今回は元会社の同僚の集まりで、基本的には走ることには無縁のグループなのですが、それでも彼女の影響もあり、ランナーも5,6人います。

かく言う私も、ウルトラに足を踏み入れてしまったのは彼女の影響です。
自分がまだフルを走る前、ハーフマラソンが1時間55分くらいのとき、「何か面白いレースってありますか。」と聞いたら、「所沢8時間耐久」「奥武蔵ウルトラマラソン」「夏の鶴沼52km」ときっぱり言われた。
影響されやすい性格なのか、「所沢8耐」と「奥武蔵」は、それ以来毎年欠かさず出ています。はい。

64日間で4489kmですから、楽なわけはないですが、それでもつらいながらも楽しく走ってきたのかなと思ったのですが、そんな甘いものでは全然なかったらしい。
アルプス越えは覚悟していたけど、それ以外もかなりアップダウンの連続だったそうです。
また、北極圏に入ってからは、前に進まないくらいの暴風雨が続いたそうです。
足が痛くて寝られないので痛み止めを飲んで寝た、つらくて何度も泣いたそうです。
制限時間は時速6km、走れなくなった人は歩いてゴールを目指す。歩きながら故障を治す。
そして、リタイヤは、歩くことすら出来なくなった人にだけ与えられる特権だそうです。
でも、速い一流ウルトラランナーは、故障しても歩いてゴールできるけど、最初から速くない彼女は手を抜いたらそこでお終い。
参加者67名中完走者45名、うち女性6名。
各国の一流ウルトラランナーに混じって、トップの2倍近い時間をかけながらゴールした、彼女の精神力に心から拍手です。

たった1日だけのウルトラマラソンですら、あれだけいろんなことがあるのだから、64日間、本当に何年分のいろんなっことがあったでしょう。
また、機会を見て、ゆっくり話を聞かせてもらおうと思います。
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2 コメント

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う~ん (とらぼん)
2009-07-05 03:08:40
リタイアは特権ですか・・・
確かに一日のウルトラでもすごいのに、64日間毎日ウルトラ・・・想像を絶するけど、そこに身を置く人がいる、ってのがすごい。扉の先にはまだ見ぬ扉と世界が・・・あぁ、めまいを覚えます
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Unknown (バニー)
2009-07-05 21:43:33
ウルトラに足を突っ込んだけれど、さすがに64日間ウルトラし続けられないです。
完走する皆さんに感嘆いたします。
すばらしいですね。
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