ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

菜の花の沖

2005-07-26 23:44:34 | 読書
司馬遼太郎の「菜の花の沖」読み終わりました。
「竜馬がゆく」「花神」「峠」「燃えよ剣」、、、今まで読んだ司馬遼太郎の江戸時代・幕末物の主人公は、皆武士でした。
「菜の花の沖」の主人公、高田屋嘉兵衛は貧農から身を起こした豪商です。
保守的で前例主義である事が善とされた封建社会において、自分の信念を善として、武士以上に武士らしく生きた主人公に感銘を受けました。

貿易を生業とする会社に身をおく自分として、商人であると言う事は、利益と同時に、地域社会のことを考え、国益を考え、外交員としての素養ももたねばならないんだな、と改めて考えさせられた次第です。
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3 コメント

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高田屋嘉兵衛 (亀オヤジ)
2005-07-27 21:46:02
小説であって史実とは違うかも知れませんが、かれのパイオニア精神には私も感銘を受けました。
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日本人として (あくび)
2005-07-28 17:22:45
どう生きるか…というより、自分の良心に恥じない人として、精一杯生きようと思うと何をなせばいいのか…といったことが司馬小説には描かれているように思います。



家庭人としては良き夫・良き父ではなかったかもしれませんね、高田屋嘉兵衛さん。
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人間像 (RASCAL)
2005-07-30 10:40:17
司馬遼太郎の書く主人公のキャラは、本当に魅力的です。
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