ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

「花物語」(するがデビル)

2011-04-21 08:15:21 | 読書
西尾維新の「化物語」シリーズ最新刊、本シリーズ9冊目にして新シリーズの3巻目は「花物語」。
ヒロインは、体育会系エロ百合少女、直江津高校バスケ部の元スーパースターにして猿の手を持つ女、神原駿河(かんばるするが)ちゃんの登場です。
語り部は神原さんなのかな、それとも阿良々木暦くんなのかな、と思ったのですが、神原さんでした。
しかも、月日は流れて神原さん、3年生になっています。髪の毛が長くなって、大分雰囲気が変りました。
ということは、暦くんも、羽川委員長も、ひたぎさんも、みんな卒業しちゃっているということじゃないですか。
まだこの後に千石撫子ちゃん、忍野忍さん、そしてひたぎさんのお話が残っているのですが、時系列的にはこれが最後の話になるのでしょう。
ということで、直江津高校には今までの人がいないため、ほとんど神原駿河の独白で話は進みます。
暦くんの妹の火燐ちゃんと、貝木泥舟、臥煙伊豆湖というどうでもいいキャラがちょい役で登場しますが、基本的には「悪魔様」、彼女の中学時代のバスケのライバルで、猿の足を持つ女、沼地蝋花とのからみで話が進みます。
ああ、だから百合の「花物語」ってことか。
この新シリーズ、暦くん視点ではなく、各ヒロインの性格、内面を掘り下げる形で話が進みます。
神原の場合は、根が真面目だから、暦くんが登場しないと、エロい掛け合いもなく、すごく真面目な感じで話が進みます。
暦くんも「猫物語(白)」同様に後半、すごく成長して立派になった感じで登場して、おいしいところはしっかり持っていきましたが。

やっぱり面白いですね。このシリーズ。

カバーに「傷物語」劇場映画化決定とありました。
いや、前作の「傾物語」のときに既に聞きましたが。いつなんでしょうね。楽しみです。
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