(7月2日、加筆・修正しました。)
サムライ・ジャパンの戦いが終わりました。
92年の「ドーハの悲劇」以来、ずっと熱烈なジャパンのサポーターを自負してきた自分として、今回のチームは最高だったと思います。
優勝したWBCのジャパンもそう思ったけど、今回はさらにいいチームだなって。
最大級の拍手を送りたいです。
といかく前評判は低かったですよね。
オシムの代役で監督になったのが98年のフランス大会で3連敗した岡田監督。中田英のようなスター選手は不在。そして案の定本番前の壮行試合は負け続け。
ワールドカップのような大舞台では各国とも必死、国民の期待を背負って生きる死ぬの戦いになります。
でも、戦う気持は全然負けてませんでした。
思いおこせば、フランス大会の予選で、当時絶対エースだった三浦カズをイラン戦で途中交代させ、本番では代表からもはずした岡田監督、司令塔と思われた中村俊輔やベテランの楢崎をあっさり代えました。
負けながらも、生きる死ぬの戦いが出来る選手を見極めていたのでしょう。
長谷部、松井、本田、海外組の3名が効いていました。
俊輔は華麗に見えるパス中心のサッカー、でもシュートまでのボールタッチが増える分、ワールドカップのような大舞台では特に高い位置でボールを奪われるリスクが増大します。
前線の本田めがけてロングボールを入れるシンプルなサッカーが奏功しました。
世界の強豪を相手に、4試合でたった2点しか許さなかった、GKを含めたディフェンスも際立っていました。
ロングボールを多用した分、ラインを下げて後ろのスペースを消した。
壮行試合でオウンゴールを繰り返していたチームとは思えません。
致命的欠点と言われていた決定力不足、FK以外は2点だけですから解消したとはいえませんが、それでも相手チームよりも枠の中に飛んでいましたように思います。
カメルーンもデンマークも、そしてスコアレスドローとなったパラグアイ戦も、客観的に見れば番狂わせなのでしょう。
たまにしかおきないのが番狂わせ、それを3回もやってみせた岡田ジャパンは、本当に結果を出したと言えます。
でも結果以上に、シンプルに気持の伝わってくるゲームばかりでした。
自分的には、負けたオランダ戦がすごくジーンと来ました。
ラグビーでは、同点引き分けの時はくじ引きで次戦に進むチームを決めます。PK戦は、くじ引きより過酷なロシアンルーレット、でしょうか。
思い起こせば00年のシドニー・オリンピック、準々決勝のアメリカ戦がPK負けでした。
あの時も相手は5人全員が決めて、こっちは絶対エースだった中田英寿がバーに当てた。
その時の彼は「あー、やっちゃった。」みたいな態度であまり共感できませんでした。
トルシェ監督も「オリンピックだからまあいいや」的に妙に冷静で、予選からすごく応援していただけに、なんだかなーと思ったのを記憶いてます。
(トルシェの通訳のフランス人が通訳をしながら涙ぐんでて、「こいつ、いいやつだなー」って思いましたけど。)
それに比べて今回のジャパン、負けた後のあの涙にはジーンと来ました。
予想以上の健闘をすると「負けて悔いなし」みたくサバサバしちゃう時があるんだけど、こいつらは本当に心からこのチームで勝ちたかった、勝つつもりだったんだ、本気でベスト4になるつもりだったんだと、改めて感動しました。
ベストセラーになった「もしドラ」に、「(野球部という)組織の目的は、顧客(である選手や関係者、応援してくれる人たち)に感動を与えることである」という件がありました。
その意味では、今回のサムライジャパンは、その目的を120%果たしてくれました。
感動だけではなく、力ももらいました。ありがとう。
サムライ・ジャパンの戦いが終わりました。
92年の「ドーハの悲劇」以来、ずっと熱烈なジャパンのサポーターを自負してきた自分として、今回のチームは最高だったと思います。
優勝したWBCのジャパンもそう思ったけど、今回はさらにいいチームだなって。
最大級の拍手を送りたいです。
といかく前評判は低かったですよね。
オシムの代役で監督になったのが98年のフランス大会で3連敗した岡田監督。中田英のようなスター選手は不在。そして案の定本番前の壮行試合は負け続け。
ワールドカップのような大舞台では各国とも必死、国民の期待を背負って生きる死ぬの戦いになります。
でも、戦う気持は全然負けてませんでした。
思いおこせば、フランス大会の予選で、当時絶対エースだった三浦カズをイラン戦で途中交代させ、本番では代表からもはずした岡田監督、司令塔と思われた中村俊輔やベテランの楢崎をあっさり代えました。
負けながらも、生きる死ぬの戦いが出来る選手を見極めていたのでしょう。
長谷部、松井、本田、海外組の3名が効いていました。
俊輔は華麗に見えるパス中心のサッカー、でもシュートまでのボールタッチが増える分、ワールドカップのような大舞台では特に高い位置でボールを奪われるリスクが増大します。
前線の本田めがけてロングボールを入れるシンプルなサッカーが奏功しました。
世界の強豪を相手に、4試合でたった2点しか許さなかった、GKを含めたディフェンスも際立っていました。
ロングボールを多用した分、ラインを下げて後ろのスペースを消した。
壮行試合でオウンゴールを繰り返していたチームとは思えません。
致命的欠点と言われていた決定力不足、FK以外は2点だけですから解消したとはいえませんが、それでも相手チームよりも枠の中に飛んでいましたように思います。
カメルーンもデンマークも、そしてスコアレスドローとなったパラグアイ戦も、客観的に見れば番狂わせなのでしょう。
たまにしかおきないのが番狂わせ、それを3回もやってみせた岡田ジャパンは、本当に結果を出したと言えます。
でも結果以上に、シンプルに気持の伝わってくるゲームばかりでした。
自分的には、負けたオランダ戦がすごくジーンと来ました。
ラグビーでは、同点引き分けの時はくじ引きで次戦に進むチームを決めます。PK戦は、くじ引きより過酷なロシアンルーレット、でしょうか。
思い起こせば00年のシドニー・オリンピック、準々決勝のアメリカ戦がPK負けでした。
あの時も相手は5人全員が決めて、こっちは絶対エースだった中田英寿がバーに当てた。
その時の彼は「あー、やっちゃった。」みたいな態度であまり共感できませんでした。
トルシェ監督も「オリンピックだからまあいいや」的に妙に冷静で、予選からすごく応援していただけに、なんだかなーと思ったのを記憶いてます。
(トルシェの通訳のフランス人が通訳をしながら涙ぐんでて、「こいつ、いいやつだなー」って思いましたけど。)
それに比べて今回のジャパン、負けた後のあの涙にはジーンと来ました。
予想以上の健闘をすると「負けて悔いなし」みたくサバサバしちゃう時があるんだけど、こいつらは本当に心からこのチームで勝ちたかった、勝つつもりだったんだ、本気でベスト4になるつもりだったんだと、改めて感動しました。
ベストセラーになった「もしドラ」に、「(野球部という)組織の目的は、顧客(である選手や関係者、応援してくれる人たち)に感動を与えることである」という件がありました。
その意味では、今回のサムライジャパンは、その目的を120%果たしてくれました。
感動だけではなく、力ももらいました。ありがとう。
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