御宿ひぐらし日記

田舎暮らしをはじめて、、日々の閑話、、

もうちょっとJoy of Bach

2023-03-07 13:28:18 | 音楽

     

昨日から何度も聴いた『Joy of Bach』。

  

ラスト以外の曲についてもちょっと。

   

とかく短調に偏りがちな前奏曲とフーガだけど、2曲の長調BWV550と

532が、屈託無い澄み切った明るい表現でとても素敵。

   

有名なト短調のフーガはテーマの弾き方が自然。

  

頑張って個性的に弾こうと思って、2小節目3拍目の8分音符をヘンな

アーティキュレーションで弾くヒトが少なくないので、これはイイ。

   

これだけ、泣ける小フーガも珍しいのでは。

  

BWV1027aのトリオは、私が人前で初めて演奏した曲で、あまり録音が

ないので、とても嬉しい。

   

ヴィヴァルディの調和の幻想を編曲したBWV596は、これまで意外に

イイ録音がなかったので、これまた嬉しい。

   

神秘的と言ってもイイはじめの楽章は特に出色。

  

トリオソナタが超難曲な様に、右手、左手、足が独立しているので大変

なのかも。

   

最後に書きたいのが録音。

  

BISの技師が携わったということで、雰囲気は抜群。

  

パイプオルガンというのは、送風音等のホワイトノイズが伴うのが常で

難しいところだけど、曲間にはそのホワイトノイズもしっかり録られて

いて、特に最後の曲が終わった後、30秒以上も録音されているのは

感動的。

   

堪能しました。

  

日本人でこんな奏者が出てきてくれて本当に嬉しい。

      

やっぱ、なんだかんだ言っても、オレはバッハ命のヒトなんだね。

  

もう一枚リリースされている中田さんのCDは、しばらく時間を置いてから

買おう。

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