Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

東ヨーロッパの旅 26 国境からリガ(Riga)へ

2011-08-05 16:08:06 | 東ヨーロッパの旅 2011





ペアヌからラトヴィアの国境まで50kmあまり、途中でよいキャンプサイトを見つければ一泊するつもりで出発、国境に11km手前でホテルキャンピングのサインを見つけた




このホテルに着く前に、野原の真ん中にミニキャンピングというのを見つけ寄ってみたところ、真新しいトイレ、シャワーに電気の込みで10ユーロという。
あまりの安さでちょっと心配したくらいだが一泊することにし、午後200メーター先の海岸へ散歩に行った。石がごろごろした海岸に緑の海藻が波打ち際まで広がりあまりきれいな海でない。ところどころに日向ぼっこをしている人たちがいて、遠くに遠浅の水際で日向ぼっこをしている家族を見て笑ったのだが、後になってそのわけが判った。






その家族のいる辺りから林を通ってきれいなシャレーのほうに向かってゆくと急に何十匹もの虫に襲われた。皮膚につくと咬まれて痛いが毒は無いらしく後は残らない。しかし後から後から襲ってくるので必死で逃げ、小枝を振り回し防戦。



林から出るとなんでもない。この辺りの立派なシャレーはまるでフィンランドのログハウスを思わせ、お金持ちのエストニア人の別荘地らしい。メインロードを南下しているときにはほとんど村も家も見えないが、このような松林の奥に屋敷が並んでいるところもフィンランドに良く似ている。
それにしてもあのアブのような虫の気持ちの悪さ、キャンパーに帰ってからはもう外にはでるまいと思った。





夕方から降った雨で気温が下がり、今夜は毛布一枚が必要だった。翌朝もどんより曇って薄ら寒い。出発して10分ほどで国境に着いた。物々しい設備の割には誰もいなくてそのまま通り過ぎた。ラトヴィアに入った途端道路事情は悪くなり、(それでもロシア側ほどではないが)ガタゴトとスムーズではない。








道端に立っているコウノトリを見つけスローダウンしたら、飛び立ってキャンパーを飛び越え道端の草刈機の後ろに着地した。草刈機がまわっていると虫やかえるが飛び出すからそれを狙っているらしい。なんとも賢い鳥だ。



国境から130kmでラトヴィアの首都リガに着いた。郊外もこんな立派な電車が走っていて排気ガスの防止に努めている。この国は自家用車の所有率がエストニアよりずっと少ない。

コメント
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