Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

干ばつのイギリスとフランス

2022-08-12 20:04:58 | ロンドン周辺

7月にイギリス南部は気温40度にもなり、気象庁始まって以来と大騒ぎしたが,それにもまして、雨が降らない。

どこも芝生は真っ黄色になって、新聞に載っていた写真はグリニッチ公園の緑がブラウンで、Greenwich  ならぬ Brownich と呼ぶ。

貯水池は干上がり農家では水不足のため作物が実らず枯れてしまっている。

それにしてもスコットランドは雨も降り気温も上がらず、英国中央部から南部だけがこの温暖化。今週末まで気温が35度くらいになると予想されているが、それでも湿度が日本ほど高くないから、明け方など寒いくらい。先日寒暖計を裏庭の日陰に下げたら気温15度、寒いわけだ。

我が家の裏庭には大きな花の鉢がたくさんあって毎日の水やりが大変。この春雨水をためるタンクにごみが詰まって、水が入っていないのを知らなくてタンク一杯分の損失。仕方がないからお皿を洗った水からシャワーの水までバケツにとって鉢の水やりをしている。

こうして鉢植えの花は一応元気に花を咲かせてくれたが、直植えのアジサイもフロックスも枯れかかっている。毎年株が元気に繁殖しているシュウメイギクもつぼみがたくさんついているが水不足のため花がしぼんでひらかない。

数年前に買った黒のカーラー、今年は10ほど花が咲いた。

 

 

 

 

夕日が当たるくらいの裏庭の鉢植えのベゴニアは今年もしっかり咲いてくれた。

それでも直射日光が日中ずーとさしているところでは葉が焼けくたっとなった茎が日焼けして数本枯れた。

 

小山のように大きく茂ったイチジクの木には、7月末から毎朝早く鳥の群れが朝食を食べに来て、ほとんど私の口にも入らない。

以前は夏の間に1000個も取れて近所や友達に大判振る舞いをしていたものだけど情けないありさま。それで大きな幹からまっすぐに10メーターくらいに伸びている枝を切り落としている。

クッキングアップルの木は古くて巨大。今年は数は少ないが実が大きくて、これは鳥も食べないから、お隣や友達にもあげている。このリンゴ酸っぱくて普通には食べられないが、アップルパイや、ローストポークの付け合わせにはとっても良い。そして買えば結構の値段がするから、皆から喜ばれている。

 

 

 

 

 

 

上4枚の写真は、オリンピックパークの花壇の花、公にはホースパイプでの水やりは禁止されているがこんなところではいいんだろう。 

いったいいつになったら雨が降ってくれるか、これも最近の気象異常、日本の東北地方と半々にしたらいいものを・・・・・・。

 

 

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ロフォーテン諸島 オー(Ao)

2022-08-12 05:14:21 | スカンディナビア キャンプ旅行 2007年

ノルウェー北部、北極圏に位置するロフォーテン諸島は、”世界で最も美しい場所のひとつ”と言われる風光明媚な島。氷河の侵食により削り取られた大地が水没して出来た地形は、海から岩肌をむき出した崖が屹立しており、”アルプスの頂を海に浮かべたよう”と形容されます。(地球の歩き方から転用)

 

この島の主要産業は干鱈で過去にはベルゲンのハンザ商人の庇護で、最高級品として輸出されていました。現在は鱈の採り過ぎにより過去の収穫量の半分ということです

港で乗客や車を下した後、ボードーへ帰ってゆくカーフェリー。

 

モスケネスのキャンプ場に着いた翌日は島の最南端の村 オー(A)へ行こうと二人で海辺の道を歩きました。オーの村まで4.5Km道は車が交差できる幅はありますが、曲がりくねって上り下りの激しい道で、フェリーがモスケネスの港に着くと、はき出されたキャンパーやキャラバンがオーの村をめがけて、列を作って走ってゆきます。海に沿った道端には鱈が干され珍しい景観を作っています。

 

ところどころに小さな村があり、皆裕福そうで素晴らしくきれいな庭と木造平屋建ての家々が並んでいたりします。特に目に付いたのが各家の庭に必ず立っている国旗を揚げる高い柱でした。あちこちに国旗が翻っています。これはここロフォーテンだけではなく北欧の多くの田舎でも見られたのですが、初めに気づいたのがこの村だったわけです。

一軒の素晴らしくきれいな庭を見とれていると、その奥の童話の世界にあるような小さな家からおばあさんが顔を出し、鉢植えの手入れをしだしました。写真をとっても良いかと聞くととっても喜んでくれました。

 

オーの村の入り口のサインは英語圏の人たちには珍しく、車を停めて写真を撮っている人たちがいました。

村に入ってすぐトイレを探して、干鱈の博物館というのが有り入ってみました。館長が”君は日本人で初めてこの日本語の案内書を手にした人だ。”

と言って鱈の歴史からノルウェーの干鱈の料理方法まで教えてくれました。

世界でただひとつと言う干鱈の博物館は、昔はこの大きな建物の中で、水揚げした鱈の売買をしていたそうですが、近年の収穫量半減のため閉鎖に追い込まれ、博物館に変えたものだと言うことでした。

 

オーの小さな村の道路の行き止まりには、大きな駐車場があって、ほとんどのキャンパーがここで一晩を過ごすのです。この行き止まりの海辺で写真を撮ってバスでキャンプサイトまで帰ってきました。

 

 

 

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