ライン出版編集部

一人一著作を!
rein(独)を信条に
誠実な出版を目指す
ライン(rein)出版編集長の日常と雑感

栗よりうまい

2008-11-29 20:12:34 | Weblog
十三里半。

江戸から川越までがその距離だった。
川越名産サツマイモのことを昔の人は「栗よりうまい十三里半」といったのだ。

京都でもサツマイモを使った和菓子、洋菓子がたくさんあって試食の毎日だったが、
栗よりうまいどころか
丹波の焼き栗、
栗を使ったケーキも超おいしかった。
栗やおいもは季節の味ですね~。

近所の八百屋さんでは遠赤外線装置で焼く焼き芋が大人気。
予約しないと買えないこともある。

きょうはぶんか村の追い込みでパソコン前に缶詰状態の私に
焼き芋のうれしい差し入れがあった。
疲れも吹き飛んだ。
いま気晴らしにブログを書いているものの
これから再びぶんか村の仕上げに取りかからねばならない。

明日はいよいよ印刷だ。

ペ-パードレス

2008-11-29 20:03:18 | Weblog
新座総合技術高校の服飾デザイン科の3年生が
来年1月に新座市民会館で卒業記念のファッションショーを行う
ということについて学校に問い合わせたところ、
教頭先生が
「四条通りのすこやか広場に
文化祭で披露した新聞紙のドレスが展示してありますよ」
と教えてくださったので早速見に行った。

新聞紙とホッチキスだけで作ったという
なんともかわいらしいドレス。
よく見ると胸のリボンはマルエツの広告だった。
材料費をかけずに工夫して制作したものらしい。
高校生、なかなかやるじゃん!

ファッションショーは誰でも見ることができるそうだ。
興味のある方はどうぞ。


迷い込んだらそこには…

2008-11-27 12:40:56 | Weblog
4日滞在初日の京都。
北野天満宮から西陣方向へ
町家を抜け寺院に立ち寄りながらそぞろ歩いていた。

人の少ない通りはオンシーズンとも思えない静けさ。
時間に追われることもなくゆっくりゆっくり大人の観光。

暮れなずむころ、
そろそろ帰路につきましょう、ということになる。
そっちよりこの道のほうが歩きやすそうだよ、と連れ。
あてもなくランダムに地下鉄駅方向へ…

と、灯りのともる町家の前を通りかかる。
なに屋さんかな?
ちょっとだけのぞいてもいい?

扉から中を見ると絵皿が並んでいる。
ああ、ギャラリーね、お店じゃないみたい、
ときびすを返す。

それで振り返らなければ何事もなく駅に着いたはずなのに
ちらと催し物の看板が目に入ったがために
ビックリして引き返すこととなる。

京都の展覧会に参加するとブログに書いていた新座市のYさん、
なんとそのグループの作品展だったのだ。
Yさんはプチぶんか村の展覧会にも出展したことがある女性。

会場の住所も連絡先も知らず、
まして地図もなく、
たとえ地図があったとしても
見つけるには相当難しい京都の迷路のような小路の展覧会に
何のお導きかたどり着いてしまったわけだ。

先生という方に案内してもらい、
町家ギャラリーを堪能する。
彼女は明日来ますよ、と先生。
それならと作品だけ撮影させてもらった。

新座市内の同じ町名に住んでいる者同士(人と作品ではあるけれど)が
京都で出会うなんて!

これをサプライズといわずになんといおう!
大興奮!

「桜の街のさくら展Ⅲ」、来年3月開催決まる!

2008-11-26 18:46:15 | Weblog
毎年恒例となった「桜の街のさくら展」。
これまで大泉学園駅に近い「ゆめりあホール」などで行ってきたが、
来年は地元新座市の「にいざほっとぷらざ」(東武東上線志木駅改札隣接)に場所を移して開催することに決まった。

早くも出展申し込みが殺到。
それぞれが作品の構想を練り始めているようだ。

本展の特長としては
思いもよらないジャンルの参加が見込めることである。
お客様の「サプライズ」に出会うために
できる限りユニークな桜作品を展示したいと思っている。

このたびの京都では
変わった名前の桜を数多く見かけた。
そんなことも展覧会に反映できそうだ。

12月11日には会期中振舞うための桜菓子の試作をすることになっている。
おもてなしを万全に、というわけだ。

体験講座も予定しているし、
とにかく楽しい3日間にしたい。

ご期待ください!

混雑と雨の三千院

2008-11-26 10:42:52 | Weblog
♪恋に疲れた女がひとり~

という歌がまったくそぐわないような
大渋滞、大混雑の大原三千院。

往生極楽院がJRのポスターになっているせいか
押すな押すなの大賑わい。

大原は、やはり恋に疲れた女が一人でいる情景のほうが似合ってると思いませんか?

この写真を撮影した直後から雨が降り出し、
激しい雨の中、傘をさしながら大原4寺院の寺めぐりとなりました。
それぞれに庭園鑑賞、お抹茶のもてなし等が工夫され、
三千院とは違った趣でした。

声明の根本道場として1023年に大原に初めて開かれたお堂「勝林院」には
その日も声明が流れ(録音でしたが)、荘厳な雰囲気。
線で書けるような雨を通して赤く染まったもみじを眺め、
本尊阿弥陀如来のハンサムな横顔を拝しながら、
しばらく時を忘れておりました。

大混雑の三千院だったけれど、
雨のおかげでいくらか落ち着いた観光ができたので満足。

恋に疲れた女になれたときにはまた出かけてみたいと思います。



古都の秋

2008-11-26 10:17:40 | Weblog
お忍びで(ホントにお忍びが似合いそうな町なんですよね、京都って)
というのは冗談として、紅葉の京都を訪ねました。

が、連休だけに駅は大混雑。
人いきれに倒れそうになりながらやっとの思いで街へ。
混雑のせいなのか
新幹線改札で切符を取り忘れるという失態。
それが旅のスタートとは!
こりゃ、先が思いやられるわ~。

初日は今秋話題のお土居(北野天満宮)へ。
秀吉が洛中の防備のために築いた土手だそうで、
流れに沿う遊歩道にかえでが植えられています。
今年の紅葉は昨年に比べてもいまいちのようでした。

そのあと駅の喧騒が嘘のような西陣の寺々を
静かにめぐりました。

予定外に立ち寄った「おかめ寺」こと千本釈迦堂(国宝)は、
おかめさんの超ビッグな像があり、
「おかめ桜」というシダレザクラの大木があり、
もうじき大根焚きの行事が行われるという
なんとも庶民的なお寺でありました。

おかめさんは大工の夫の窮地を助けた心優しい妻。
自分に似てるなと思ったので、
撮られ嫌いには珍しく
おかめさんと一緒に記念撮影をしてきました。

友愛数

2008-11-20 10:17:59 | Weblog
友愛数とは、
異なる2つの自然数の自分自身を除いた約数の和が、
互いに他方と等しくなるような数をいう。
親和数とも呼ばれる。
一番小さな友愛数の組は(220, 284)である。

220の自分自身を除いた約数は、1,2,4,5,10,11,20,22,44,55,110で、
和は284となる。
一方、284の自分自身を除いた約数は、1,2,4,71,142で、
和は220である。

現在まで知られる友愛数の組は、すべて偶数同士または奇数同士の組である。

・・・・・・・・・・・・・・

(220, 284)の次に求められた友愛数は(17,296、18,416)である。この友愛数はそれ以前にも求められていたが、フェルマーにより再発見された。
その後、オイラーにより60余りの友愛数が求められている。(ウィキペディアより)


ところで、数学がモチーフとなっているドラマ(映画)といえば
「博士の愛した数式」
「容疑者Xの献身」
「雪の女王」(韓国ドラマ)

ほかにもあるのだろうけれど、
とりあえずそんなところが思い浮かぶ。

「雪の女王」は、フィンランド(ラップランド)もモチーフとして使われていたために
のめりこんでしまった。
その「雪の女王」が今週で最終回を迎えた。

悲しい結末に涙が止まらない。

主人公の青年ハン・テウンは数学の天才という設定。
そのことが悲劇を生むのであるが、
それはさておき、
ヒロインのキム・ボラのポケベルナンバーを8年のブランクを経て記憶していた理由について、
テウンが「その数字が〈友愛数〉だったから」と答えるシーンがある。

「友愛数」?どこかで聞いたよなあ!
そう、
小川洋子さんも「博士の愛した数式」で用いている。
ロマンのある名称だ。

親和数ともいうことがウィキペディアに記されているが、
reinの手元にある「新初等数学講座」第1巻代数(小山書店)のなかには
「友好数」として出てくる。
同書にはその例としてやはり「220と284」が取り上げられている。

さて、そんな本がなぜここにあるのかというと
あまり好きではない勉強を強いられていた時代を過ぎてまもなく
数学が無性に懐かしく思えた時期があった。

つかの間だったのだけれど、
そのとき父親から
「これは簡明だから読むといい」と送られてきたのがこのシリーズ。
以来ほこりをかぶったまま。

でも、これらの書が身近にあると
なんとなく頭がよさそうな自分になれるので手放さないでいる。

ドラマ効果で
「友好数」という言い方が見つかった。
遠山啓先生の執筆箇所である。

近藤琴さんのエプロン展

2008-11-19 19:24:00 | Weblog
発想がとてもすばらしいエプロン作りのプロ、新座在住の近藤さん。
エプロン一筋ン十年。

ギャラリーふぅさんでの展覧会にJ-COMさんの取材を取り付けて待ち合わせた。

近藤さんとは20年ぶりの再会。
彼女の作品はなんと2枚も持っている。
これとこれ、とデザインを説明したら
すでに絶版とのこと。
ただ、部分的にはまだ生きているようだ。

お願いするとスタッフの人たちが着けて見せてくれるのだが、
どれも似合っている。
もちろん試すこともできる。
巻きスカートのようなもの、左右対称でないもの、デザインは豊富で
素材もいろいろ。
すべてに「琴」マークがついている。
それぞれのエプロンに名前があるという。

ちなみに赤くて小さなエプロンには「ポニョ」という名がつけられていた。