莉乃(指原)のことかとファンが言い((笑))
ここでのさしこは刺し子のこと。
布を丈夫にし、また布に厚みを持たせることで保温性を高めた
寒い東北地方の知恵から生まれた裁縫技術である。
津軽こぎん刺し、南部菱刺し、庄内刺し子が日本三大刺し子といわれる。
今日では手芸の領域に広まって、芸術性もかなり高まったのであるが、
なんといっても古来からの幾何学模様がステキだ。
若いころに麻の葉模様でふきんを縫ったこともあるが、
潤沢な時間もなく
根気の要る作業が面倒で投げ出してしまった。
このたび地元市発行のクーポンがいただけたので
指定店で晒し木綿を購入したことから刺し子に再度ハマることとなった。
きっかけはほかにもある。
1、日替わり定食を出す練馬のご自宅店で売られていた
ごくシンプルでながら丁寧なつくりの刺し子のふきんを見つけたこと。
蝶やピーマンが縫いこんである(これがお手本)。
2、義母が遺した刺し子用のカラフルな糸が出てきたこと。
3、何より時間があること。
よし、クリスマスプレゼント用に作ろう!と始めたのはいいが
手間がかかりすぎて数は作れそうにない。
仕上がりの時期を気にせず辛抱強くチクチクやるしかないか。
奮闘努力の結果(大げさ!)、下手ながら第一作目が出来上がった。