ライン出版編集部

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ライン(rein)出版編集長の日常と雑感

ハリウッド女優たちのことば

2022-02-28 10:31:20 | Weblog
「私は自分のキャリアを追求することにした。
子どもを犠牲にして。
それをしなかったらもっと悪い親になっていたと思う」

「いい仕事があっても子守がいなくて引き受けられなかった。
どんな仕事でも子供への影響を測ってみると、
いつも子供が勝つ」

「仕事をしないときも、罪の意識を感じる。
絶え間ない罪の循環」

「あらゆる間違いをしてきた気がするが
素晴らしい子供を得たことだけは別。
子供が学校に通うようになってからは、
映画は1年に1本にしている。
母として女優としての妥協というか、
ごまかしというか…」

古い新聞記事より。
最後のはメグ・ライアンだそうだ。
女優たちも悩みながら生きてきた。

ヤオコー和光南店へ行ってみた

2022-02-25 21:48:57 | Weblog
昨年紙面で来春オープンと紹介したスーパーが本日オープン!
新聞に大きな折込チラシが挟まっていた。
駐車場のキャパが60台というので自転車で行ってみることに。
オープニング直後の朝は相当込み合うと考慮して避けたが
午後になっても店内はごった返していた。
駐車場も駐輪場も満車‼
目玉商品の種類が半端でないこともあって
オミクロン株の心配もよそに隙間なしの人人人…。
国産ウナギもマグロのトロも黒毛和牛も半額なのだ。
それなりにカゴに入れるも
自転車に乗せられる量だけにして早々に退散。
久々に疲れを感じる遠出であった。


途中この看板を通り過ぎていく。


いつも「忙しい」を言い訳にする人たち

2022-02-21 16:04:47 | Weblog
という本の広告を見た。
古い新聞の切り抜きで。

その頃は私も忙しい忙しいと動き回っていたと思う。
どうしてあなたは時間がないの?と言われるほどに
ホントに忙しかったから。
それに、周りの人たちはみな忙しがっていた。

今はどうだろう。
歳を重ねて、コロナの時代も訪れて。

「人生を振り返ってみるとやりたいことは何もやっていない…
そんなことにならないために」
とのキャッチコピーがついていいる。

つい2,3年前までは忙しさを実感していたからこの本は読むに値したかもしれないが、
ゆとりのある今はタイトルをおもしろがるだけで十分という気がする。

老人は孤独です

2022-02-20 13:15:18 | Weblog
老人はただ老人であるということだけで嫌われる。
それは我慢しなくてはいけないこと。

孤独に負けてはいけない。

仕事はないよりはある方がいいけれど
老人は原則的にも理想的にも孤高の存在であるべきだ。
しゃしゃり出ることなく
訊かれたことにだけ答えていればいい。

人恋しくなって用もないのに昔の知り合いを訪ねていくのもやめるべし。
たいてい自分より社会的地位が高い人を訪ねていくことが多い。
結果、けんもほろろに扱われて腹が立ったりみじめになったりする。

だれかから連絡がくるのをじっと待つ楽しみを覚えたほうがいい。
何らかの能力があればいつか誰かから連絡してくるものだ。

孤独に負けたときから老醜や老臭が出てくる。

厄介な人間関係よりはましだと思って
孤独を楽しむべきではないか。

以上、筒井康隆氏の弁(古新聞記事より要約)

中銀カプセルタワービル

2022-02-17 10:20:53 | Weblog
黒川紀章が都知事選に出馬したときの記事が出てきた。
その中で黒川氏は
「首都機能を一部移転して、霞が関にできる空き地に格安の高層マンションを200棟造る。
江戸時代の八百八町にならい、商店の空き店舗を利用して福祉や医療、娯楽の拠点にしたい」
と語っている。
当選していたら霞が関はどんな街になっていたのだろう。

ところで、解体か保存かで揺れ動く中銀カプセルタワービル。
斬新な建築は世界でも注目を浴びた。

2011年から2012年にかけて森美術館(六本木)で
「メタボリズムの未来都市展:戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン」が開催され、
そのときに展示された中銀カプセルタワービルの一室
(ビル1階に展示された住居用モデルカプセル)が
埼玉県立近代美術館のある北浦和公園に常設されているという。
新橋もいいが、こちらも見に行きたいものだ。

世の中でいちばん悲しいことは嘘をつくことです

2022-02-16 10:38:44 | Weblog
印刷作業をしていた飲食店の印刷機の上壁に福沢諭吉作とされる「心訓」額が掲げてあった。
「嘘をつくとエンマ様に舌を抜かれる」と
菩提寺の地獄絵を見せられて怖い思いをしてきた。
幼い時に受けた道徳教育は身体に染みついている。
近年行われた文部科学省の調査によると
「嘘をつかないように」と親に言われる日本の子どもはわずか1割程度らしい。
韓国が4割、アメリカは5割近いそうだ。
この報告には心底がっかりした。
学校でも「嘘をついてはいけない」と繰り返してまでは教えないこのごろ。
社会が一丸となって言い続ける必要がある。
人は右、車は左、自転車も左…というように。
噓をつくのが平気とは悲しい世の中になったものだ。
「嘘も方便」とはいうけれど
嘘ばかりついているととんでもない結果を招くはずだ。


春の展示

2022-02-11 09:31:49 | Weblog
節分が過ぎるとお雛様が題材に。
恒例のパターンだ。
今年は以前制作したうすき雛と草花のお雛様を展示してきた。


うすき雛は、1849年に江戸幕府が発した質素倹約令に従い、
大分の臼杵藩でも「雛飾りは紙雛のみ」というおふれを出した。
それに由来して、今でも3000体ものうすき雛が街を彩っている。


南画の鶴岡先生の作品中でも大好き。
それを参考にして描いた作品。

立春のころ

2022-02-08 23:12:03 | Weblog
浮かない顔
というより暗い
暗いというより鬱である
他人を拒否しシャッターを押してしまっている顔
全身を包む暗愁にはなぜか見覚えがあった
……(中略)……
彼の視線を辿れば
そこに 夕富士
あたりいちめん葡萄酒色に染めながら
折しも陽は富士の左肩に沈むところ
武蔵野にあるこの駅から見て
富士の右肩に陽が沈むようになれば
だんだん春もほぐれてくるのだった
……(後略)…


この一編の詩はちょうど今頃の季節を詠ったものではなかろうか。
「武蔵野にあるこの駅」とは
西武池袋線の保谷駅だと思う。

保谷に住んだ詩人は
みごとにこの季節を表現した。
『青年』と題する詩のなかで。

「暗愁」といえば五木寛之氏の講演を思い出す。
主題が「暗愁」だった。
でも、この青年は五木さんではないだろう。