5月13日金曜日、有休を取得して土曜日、日曜日の2泊3日で神戸、大阪、京都を旅してきた。
その初日、13日金曜日の昼食に入ったのが谷上駅構内にある「北神餃子」である。
予定では粟生駅に併設されていたレストランを行くつもりだったが、
先に北条鉄道を取材した関係でこの駅で食事を取り損ない、
神戸電鉄の粟生線と有馬線の乗換駅である鈴蘭台でも昼食を喰える場所を探せなかった。
そこで谷上まで来て探そうとしたが路面店ではいいところを見つけられず、
いっそその後の西神中央まで行こうかと思って構内に入ったところでこの店を見つけた。
谷上駅は高架ホームで1階部分がコンコースになっており、階段の間にひっそりとある店だった。
店には「有馬六甲ルート名物」と書かれていて、提灯風の看板に店名が書かれている。
一見居酒屋のようだったが、ランチメニューもあるようだったので入ってみた。
昼食時間を過ぎた1:30p.m.頃の訪問だったためか、
店内に客がおらず女性の店主が一人で店番をしていた。
オーダーは店名から考えて北神焼き餃子定食600円にした。
店内には泡盛の一升瓶などが並び、居酒屋風であったが昼はアルコール抜きのメニューも用意されている。
たぶん、サラリーマンなどが乗り換えの合間に昼食を取るのに対応しているのだろう。
餃子は焼くのに時間がかかるので、その間に店主がいろいろと話しかけてきた。
今日は平日だが、有休を取って旅行をしていることや、
スルッとKANSAI3dayチケットを利用して私鉄のみで移動していることなどを話した。
今日は神戸界隈、明日は大阪から和歌山、最終日には京都に行くことを話したら、
ちょうど日曜日に葵祭をやっているので観に行ったらいいと云われた。
話をしているとちょうど餃子が焼き上がる。
餃子は6個で、普通は酢、ラー油を醤油に溶いたものに付けて喰うが、
ここでは味噌だれと醤油を1:1の割合で溶いたものにラー油を加えて食べる。
味噌だれに使われている味噌は“北神味噌”といい、
地元の食材のみを使用し、食品添加物を一切使用せずに製造された味噌である。
確かにこの味噌だれの餃子は癖になる。
この付近ではこういう食べ方が定着しているそうである。
ほかには味噌汁、サラダ、お新香などがつく。
予定にはなかったが、地元での餃子の食べ方も知れたし、
店主ともいろいろ話が出来て良かった。