12.秋田新幹線「こまち」の帰京と調子扱いて銚行き-旅の終わり
秋田新幹線は2013年3月からE6系が投入されている。
開業当時はE3系が投入されたが、東北新幹線にE5系が投入され、
320km/h運転が開始されたのに伴い、併結運転している秋田新幹線も性能を合わせることとし、
同じく320km/h運転が可能なE6系が開発されたのである。
フェラーリのデザインも手がけたデザイナーが担当した流線型が斬新なエクステリアである。
秋田新幹線「こまち62号」は16:34に田沢湖に到着する予定だったが、
田沢湖に到着する時間は4分遅れだった。
行きはE5系グランクラスを選んだが、
帰りも東京まで2時間57分の乗車時間のためグリーン車を選んだ。
田沢湖から田沢湖線を走り、盛岡の手前で高架になって東北新幹線の高架と合流、
交差ポイントで線路を跨いで東北新幹線と合流する。
既に盛岡駅で待っていたE5系と連結作業する。
ホームに入ってからいったん停まり、徐行してE5系前でさらに止まり、
そして前進して自動連結する。
以前の列車は連結器はただ繋がるだけで、電気信号などはジャンパ栓という専用の管があり、
地上係員が線路に降りて連結作業をするのだが、
今は連結器に信号などの情報も組み込まれた密連という方式になっており、
連結作業も数分で済むようになっている。
盛岡から東北新幹線に入るが、ここの段階で3分遅れだった。
大宮に到着する頃には雨が降り始めた。
東京に到着していったん改札を出てsuicaをチャージしてから再入場する。
東京駅構内の駅弁売り場「祭」に行って夜食用の駅弁を買おうと思ったのだが、
今回「祭」のいち押しが弘前の駅弁「ひとくちだらけ」だった。
弘前の駅弁が弘前で2泊したのにもかかわらず購入できなかったのだが、
まさか幻の駅弁を東京駅で購入できるとは思わなかった。
これを購入して総武快速線の地下ホームに行き、快速で帰ろうと思ったのだが、
やはり連休の最終日で総武快速線は大混雑だった。
そこで隣のホームに停車中だった特急「しおさい11号」を見つける。
三連休東日本・函館パスは特急券さえ購入すれば運賃は有効になるため、
車内で特急料金を払えばこれに乗ることもできる。
特急「しおさい」は東京を出ると錦糸町に停まったあと一気に千葉まで行くため、
これで千葉まで行き、総武緩行線で幕張まで戻ることにする。
車内は以外と空いていて、自由席で十分だった。
巡回していた車掌から千葉までの特急券を購入する。
東京から千葉までのB自由席特急券の料金は510円である。
同じ区間の総武快速線のグリーン席料金は570円なので特急に乗った方が安いのだ。
もちろん停車駅も少なくその分速達性も高いのである。
青春18きっぷでは運賃も必要になるので割高になるのだが、
三連休東日本・函館パスの効力を十分に生かすことしてこれで千葉まで行く。
調子に乗って銚子行きに乗ったが、2つめの停車駅の千葉で下車、20:48の総武緩行線上りで戻る。
東京に到着した時もずっと雨だったが、幕張駅を出た時にはほとんど止んでいた。