2.代々木の乗り換えと渋谷駅の彷徨-旅の始まり
当日は朝のうちは雲が多かったものの、
雨の降る気配はなく、06:56発の総武緩行線で津田沼に行き、
ここで07:07始発に乗り換えて新宿を目指す。
朝早かったため朝食は喰わずに家を出た。
空腹だったが、それでも車内で爆睡する。
目が覚めたのは浅草橋に入る頃だった。
秋葉原で下車することが多いため、
浅草橋で目が覚めると少し焦るのだが、
今日は新宿乗り換えのためにまだまだ余裕である。
しかしよく考えてみると、今回は山手線に乗り換えて渋谷に向かう。
以前通勤で新宿で外回りに乗り換え池袋に行っていた時は、
同一ホームで乗り換えが出来て便利だったが、
内回りだとホームが違うので、階段を上り下りしなければならない。
逆に内回りなら新宿まで行かず、代々木で乗り換えた方がいい。
代々木から新宿の間は山手線と中央緩行線が併走する。
中央緩行線西行と山手線内回りは同一ホームで乗り換えられる。
そこで予定を変更して代々木で下車し、
山手線内回りで渋谷まで行く。
渋谷駅は一週間前にも来た場所である。
渋谷駅はJRとしては山手線と埼京線が乗り入れ、
離れていたホームが2020年6月1日に並列したことが話題になったが、
そのほかにも京王井の頭線、東急田園都市線、東急東横線、
東京メトロ銀座線、東京メトロ半蔵門線、東京メトロ副都心線のホームがある。
東急東横線と田園都市線は同一駅ながら、
線路は繋がっておらず、ホームも全く別である。
田園都市線は半蔵門線と相互直通しており、
東急東横線は副都心線と相互直通している。
今回はまず田園都市線に乗ることにして、
渋谷駅の地下から改札口に向かい、
そこの券売機で「東急線ワンデーパス」680円を購入する。
これは東急電鉄の鉄道路線のうち、
世田谷線とこどもの国線を覗く全線を一日乗り放題になるもので、
路線の長さから思うと割安な企画切符と云える。
まずは田園都市線で二子玉川を目指す。