林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

養老鉄道と樽見鉄道完乗の旅1.

2023-09-01 | 鉄道・旅行

 1.全国旅客普通鉄道乗り潰しの旅の未乗車区間

ここ、十数年に掛けて、全国の鉄道の乗り潰しに挑戦している。
乗り潰しの対象はJRだけでなく、私鉄、第三セクター、公立も含めた、
全旅客鉄道で普通鉄道のみを対象としている。
ここで云う普通鉄道とは原則として鉄輪で線路の上を走る鉄道を指す。
モノレールやロープウェイ、新交通システムも法律上は鉄道に分類されるが、
ここでは乗り潰しの対象には含まない。
また、鉄道会社によってはゴムタイヤを使用する普通鉄道もあり、
例外として札幌市営地下鉄は他の地下鉄との兼ね合いで対象とし、
西武鉄道山口線は新交通システムに分類されると判断して対象から除外した。
ただ、移動のために全区間は乗り潰している。

9月25日日曜日現在、乗り潰し対象の旅客普通鉄道で、
まだ未乗車なのはJRではJR東日本の、
只見線の西若松から小出までの区間132.1kmの区間と、
9月23日金曜日に開業した、
西九州新幹線の武雄温泉から長崎までの69.6kmの全区間、
大手私鉄では西武鉄道西武有楽町線の、
練馬から小竹向原までの2.6kmの区間、
中小私鉄では近鉄グループホールディングス傘下の、
養老鉄道養老線の桑名から揖斐までの57.5kmの全区間、
第三セクターの樽見鉄道樽見線の、
大垣から樽見までの34.5kmの全区間と、
三陸鉄道リアス線の宮古から盛までの区間である。

この中で、養老鉄道と樽見鉄道は大垣で乗り換え可能であり、
日帰りでこの2つの鉄道の取材は十分可能である。

養老鉄道は近鉄グループホールディングス傘下の鉄道事業会社で、
2007年2月14日に近畿日本鉄道全額出資により設立された。
同年6月27日に近鉄養老線の第二種鉄道事業が認可され、
同年10月1日に近畿日本鉄道より養老線を引き継ぎ運営を開始した。
近畿日本鉄道は第三種鉄道事業者として線路などの施設や車両を保有し、
養老鉄道が第二種鉄道事業者として列車を運行する。
2017年2月1日には沿線自治体の基金拠出により、
一般社団法人養老線管理機構が設立され、
近鉄から鉄道用地を借り入れ、車両は譲渡された。
2018年1月1日に公有民営方式へ移行した。
これにより養老線管理機構が第三種鉄道事業者となって車両や設備を所有し、
養老鉄道が第二種鉄道事業者となって鉄道事業を継続する。
現時点での主要株主は近畿日本鉄道が95.24%、養老線管理機構が4.76%である。
養老線は桑名から大垣でスイッチバックして揖斐までの57.5kmの区間である。

樽見鉄道は特定地方交通線第1次廃止対象路線であった、
樽見線を引き継ぐために1984年2月1日に設立され、
同年10月6日に大垣から美濃神海(現・神海)までの区間を転換開業した。
未成区間だった神海から樽見までの区間を延伸開業させた。
以前は住友大阪セメント岐阜工場の製品輸送を行っていて、
そのため西濃鉄道や住友大阪セメントが主要株主になっている。
しかし2006年3月28日にセメント輸送が終了した。
貨物輸送が盛んだったため、旅客営業も同年3月4日まで客車を使用していた。
現在の主要株主は西濃鉄道50.8%、住友大阪セメント24.0%、
岐阜県12.0%、大垣市7.0%、本巣市3.0%となっている。
樽見線は大垣から樽見までの34.5kmである。

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