9.柳津の再取材と小牛田の再取材
南三陸で南三陸町震災復興祈念公園などを見学し、
12:37発の気仙沼線BRTで柳津を目指した。
約27分で終点の柳津に到着した。
志津川を出て、陸前戸倉からBRT専用道に入る。
行きの段階で乗り潰しは終了しているが、
帰りも元・気仙沼線鉄道線の路盤をアスファルト化し、
BRT専用道として利用している。
鉄道線時代は単線だったため、トンネルも小さい。
狭いトンネルを走るバスというのは、
なかなか経験がなかった。
ここから前谷地までは一般道を走るため、
ここまで走ってきたバスは専用道を出て、駅前に留置されていた。
大船渡線BRTの終点の盛はそこから先はないため、
専用道の中で留置されている。
柳津では専用道と一般道を区別するため、
アスファルトにはオレンジに塗られ、「進入禁止」と書かれている。
JR柳津駅は単式1面1線の地上ホームを有する気仙沼線の駅である。
駅舎とホームとは跨線橋で結ばれている。
かつては島式1面2線構造だった。
1番線が上り前谷地方面、2番線は下り気仙沼方面が使用していた。
東日本大震災以後、柳津から気仙沼方面はBRT化された際に、
島式ホームの駅舎側の2番線ホーム側の線路を撤去した。
BRTの停留所は近接する専用道に設置されている。
駅舎は津山町観光物産施設「ゆうキャビン」となっていて、
簡易委託駅として乗車券の販売なども行われていたが、
2022年4月1日に終了した。
柳津での乗り換え時間は26分で、
この駅は前回訪問時に取材済みだったが、
時間があるために再取材した。
13:30柳津折り返しの気仙沼線に乗り込み、終点の小牛田まで行く。
気仙沼線の終点は前谷地だが、石巻線に乗り入れている。
小牛田での乗り換え時間は38分で、
この時間で側線の車両などを取材した。
側線には少し遠かったが「SATONO」の姿も見えた。
ディーゼルハイブリッド車HB-E300系使用の観光列車だ。
HB-E300系は「リゾートしらかみ」や、
「リゾートビューふるさと」に使用されている車両で、
最近では「ひなび(陽旅)」も登場している。
「SATONO」は2024年4月に運行開始予定の車両で、
この時はまだ営業運転投入前の姿を捉えたことになる。
ホームにはここから仙台まで乗る予定の、
東北本線交流通勤形701系が到着した。
小牛田折り返し発車は14:44で、46分で仙台に到着する。