4.2024年夏季青春18きっぷ廃止の噂と代替案
青春18きっぷは例年2月頃にその年の春、夏、冬の、
発売期間と利用期間が一斉に発表されるのだが、
2024年に関しては1月23日火曜日に春季分のみが発表された。
メディアの取材に対してJRグループ各社は、
夏季、冬季分に関しては後日発表するの回答があったようだが、
6月15日土曜日現在、まだその発表はない。
例年通りなら発売軌間が7月1日から8月31日、
利用期間が7月20日から9月10日であり、
発売2週間前のタイミングなのだ。
それでも何ら発表がないということは、
ネットではこのまま発表せずに、
廃止になるのではないかとの憶測も出ていた。
国鉄時代から続き、多くのファンがいるこの企画切符を、
何の発表もせずにこっそり廃止はないだろうと思うが、
利用期間が変更や短縮になると、
事前に用意して決めていた計画も変更せざるをえない。
そこで万が一廃止、若しくは利用期間変更になった時のために、
代替案を作成しておくことにした。
今回の東海道本線の取材エリアは全区間がJR東海管区のため、
JR東海のホームページで、
これらの駅が取材可能の切符がないか調べてみた。
東海道本線が乗り放題の切符は、以下の3つである。
名古屋おでかけきっぷ/1,500円/関ヶ原~三河三谷
青空フリーパス/2,620円/米原~二川
休日乗り放題きっぷ/2,720円/豊橋~熱海
この中で、今回の取材対象エリアを全てカバーしているのは、
“青空フリーパス/2,620円/米原~二川”のみである。
当初の計画では06:21東京発の「ひかり631号」で豊橋に行き、
ここから08:27豊橋発の東海道本線で1時間26分掛け、
最初の取材駅である南大高に行くことにしていた。
しかしこれでは南大高に到着するのは09:53で、
ここから17駅の取材ははっきり言って不可能だ。
残った分は翌日に持ち越しと思っていたが、
今回は7月21日日曜日のみ“青空フリーパス”を使い、
2日目の飯田線の取材は現金かSuicaを利用することにする。
JR東海のホームページで確認したところ、
TOICAの利用可能エリアは、飯田線は豊橋から豊川までである。
7月21日日曜日になるべく多くの東海道本線の駅取材をするため、
06:21東京発の「ひかり631号」で豊橋に行き、南大高に移動するより、
南大高に近い新幹線駅からの取材をした方がいいと考えた。
勿論、豊橋で新幹線を降りれば旅行用バッグをコインロッカーに預け、
カメラバッグだけを持っての取材が可能になる。
それでも今回はより多くの駅取材のために近くの新幹線駅を選ぶべきだと思った。
豊橋/58.2km/19駅
三河安城/15.5km/5駅
名古屋/14.2km/5駅
三河安城と名古屋は距離的にはほぼ同じだが、
アクセスを考えると、時間には差が出る。
06:21東京※-東海道本線「ひかり631号」(87/1:27)-07:48豊橋[39]
08:27豊橋-東海道本線・岐阜行(86/1:26)-09:53南大高
06:30東京※-東海道新幹線「こだま701号」(141/2:21)-08:51三河安城[23]
09:14三河安城-東海道本線・岐阜行(24)-09:38南大高
06:00東京※-東海道新幹線「のぞみ1号」(94/1:34)-07:34名古屋[12]
07:46名古屋-東海道本線・豊橋行(16)-08:02南大高
やはり速達性の高い「のぞみ」に乗れる名古屋が一番早く南大高に到着できる。
三河安城より1時間36分、豊橋より1時間51分早く着き、
その分多くの駅取材が可能である。
そこでやはり東海道新幹線「のぞみ1号」で名古屋にアクセスする方法に変更し、
7月21日日曜日は青空フリーパスで駅取材を集中、
2日目の7月22日月曜日は現金、Suicaで飯田線駅取材をしてから、
帰りの新幹線の時間まで豊橋鉄道・市内線の車両取材と、
電停再取材に費やすことにする。