林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

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土佐日記2010 その6.

2010-02-19 | 鉄道・旅行
 6.維新号の往復と龍馬の生まれた街-旅の終わり

土佐電鉄では今年の1月から来年の1月まで、
「電車一日乗車券で乗るイベント電車」を運行することになっている。
これはたぶん大河ドラマ「龍馬伝」で龍馬ブームが来ることを見越して、
坂本龍馬の出身地である高知への観光客も増えるだろうと予測して、
便乗イベントを実施したのだろう。
いずれにしても、普段運行されることの少ないツーマン電車が運行されるのは嬉しい。
メインで使用されるのは7形「維新号」と元ポルトガル市電910号である。
7号「維新号」は1905年に製造され、1952年まで走っていた車両の復元車で、
1983年に復元された。
元ポルトガル市電910号は1947年に英国CCFL社で製作された900形で、
ポルトガルのリスボン市を走っていたものである。
1990年に高知にやってきた。
サポートで使用されるのはオーストリア・グラーツ電車の320号と、
ノルウェー・オスロ電車の198号である。
320号は1949年に204号として製造され、
オーストリアのグラーツ市公営運輸企業局の唯一のクラシック電車として活躍、
1992年に高知に転籍し、高知とグラーツの提携協定の3月20日に因んで、
320号に改称されたのである。
ノルウェー・オスロ市電の198号は1939年に製造され、
1985年までオスロ市内を走っていた。
この独特の形からゴールドフィッシュ(金魚電車)と呼ばれていた。
1991年に高知にやってきた。
今回は7号「維新号」が原則的に高知駅前から伊野線枡形までを走っていた。
そこで葛島橋東詰での車両取材を早々に切り上げ、
蓮池町通へ移動してここで車両取材を続け、7号「維新号」が来たところで乗車することにした。
この7号「維新号」は車内で愛好会の方々が色々と説明してくれる。
この7号「維新号」は2軸単車のため、ボギー車よりも車端の揺れが激しい。
しかもはりまや橋でカーブを曲がるため、この区間は特に徐行となる。
枡形までの旅を楽しみ、反対方向に高知駅前までさらに乗る。
この車両は一日乗車券でないと乗れない車両のため、折り返し乗車も可能である。
さらに高知駅までの間、保存会の人と色々な話をする。
台車はブリル21Eという明治時代に輸入されたアメリカ製の、
路面電車用の単台車が使用されており、その揺れも含めて楽しんだ。



高知駅で停車中のところを車両取材し、ここで撤収時間となった。
コインロッカーから旅行用バッグを取り出し、
高知駅の売店でお土産を購入して、
高知駅バス案内所で土佐電ドリームバスの高知龍馬空港行きのバスのチケット700円を券売機で購入する。
まだ少し時間があったため、「こがねうどん おがわ」に行き、
肉うどん2玉580円を喰う。
ここは讃岐うどんの系統で、1玉か2玉が選べ、さらに肉うどん2玉の場合は玉子がサービスになる。
ここで遅めの昼食を取ってからバスで高知龍馬空港に向かう。
時間かが少し早めのダイヤを選んだためか、意外と空いていた。
高知龍馬空港で空弁「土佐褐毛牛 牛めし」880円を購入し、
手荷物検査を終えてから飛行機の出発時間を待つ間に喰う。



当然このタイミングでは飲み物はビールとなる。
17:10出発予定のANA東京行き最終便568便に乗り込む。
まだ早い時間だったため、離陸時は日があり、
上空でベルト着用サインが消え、デジカメが使用できるようになってからも、
十分に夕日を撮影できた。



しかし東京に近づくにつれて徐々に日は傾いていき、
着陸時にはすっかり夜になっていた。
羽田空港からリムジンバスで津田沼まで行き、ここから電車で帰る。

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2 コメント

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複雑な感じ (私設鉄道考古学研究所)
2010-02-22 08:53:17
おひさしぶりです。

 今頃になって思い出したのですが、もしかしたら「桟橋車庫前~桟橋通5丁目」を乗っていないかも?!

 乗っていると、乗務員も含めてみんな「桟橋車庫前」で降りてしまうので、何だか気まずくなって思わず降りてしまったことが、何度かあったように記憶しています。

 何だか微妙な場所での乗務員交代ですよね。
返信する
response (れい)
2010-02-22 20:47:33
所長、コメント有り難う御座います。

確かにこの二つの電停は交差点を通過するだけの、
中途半端な距離ですね。
桟橋通五丁目は電停というより、桟橋車庫前の折り返し線の要素が強いですね。
おいらは桟橋五丁目で折り返し待ちの間に、
フレンドリーな運転手からいろいろ貴重な、
ちょっとブログに書けない様な内容の話を聞かせて貰いました。
返信する

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