たしか「最強のふたり」とかいうタイトルのドラマだと思うが、珍しく我が家のテレビが映していた。
パソコンをしながら何の気なしに見ていると、橋爪功扮する刑事がうなぎ屋で若い部下とうな重を食べている。
すると若い部下は、気分を害したのかうな重の食べかけをそのままに店を出て行ってしまう。
そこで橋爪功は、店の人にその食べかけのうな重を持ち帰るためにパックに詰めてとさらりと言う。
次の日、家人が大好きな”MEN IN BLACK Ⅲ”を見ていると、最後の場面カフェテリアでKがほとんど口にしないアップルパイをそのまま店に出るところがあった。
家人とも話したけれど、価値観の違いがはっきりと現れる印象的な場面である。
もちろん、日本にもアメリカにも食べ物を粗末にしない考えの持ち主、お金を払い自分のものにしたならばどう扱おうと自分の勝手とする考えの持ち主はいる。
けれど、その国のそこに流れる文化価値観は、自ずと現れてしまうものだ。
そこに行けばそれが当たり前となるだろうが、私は、食べ物を軽々しく粗末に扱うことは生きることを冒涜する恥ずべきことだと考える。
少しも文化が成熟し、文明が進んだなどと偉ぶれるものではない。
人類は、食べ物の確保を如何にするかと戦ってきた。
それは今も変わらない。
ただ、富んだ国に生まれ不自由の無い暮らしをしている極少数派は、忘れてしまっているだけなのだ。
食料を安定して生産し、貯蔵保存し、供給できるかは、いまだ完璧ではないのに。
先進国と言われる者たちが、思い上がりを捨て、食べ物を、さまざまな物たちを大切にするという真の成熟を迎えられなければ、人類は地球の疫病神と成り果ててしまいそうだ。
パソコンをしながら何の気なしに見ていると、橋爪功扮する刑事がうなぎ屋で若い部下とうな重を食べている。
すると若い部下は、気分を害したのかうな重の食べかけをそのままに店を出て行ってしまう。
そこで橋爪功は、店の人にその食べかけのうな重を持ち帰るためにパックに詰めてとさらりと言う。
次の日、家人が大好きな”MEN IN BLACK Ⅲ”を見ていると、最後の場面カフェテリアでKがほとんど口にしないアップルパイをそのまま店に出るところがあった。
家人とも話したけれど、価値観の違いがはっきりと現れる印象的な場面である。
もちろん、日本にもアメリカにも食べ物を粗末にしない考えの持ち主、お金を払い自分のものにしたならばどう扱おうと自分の勝手とする考えの持ち主はいる。
けれど、その国のそこに流れる文化価値観は、自ずと現れてしまうものだ。
そこに行けばそれが当たり前となるだろうが、私は、食べ物を軽々しく粗末に扱うことは生きることを冒涜する恥ずべきことだと考える。
少しも文化が成熟し、文明が進んだなどと偉ぶれるものではない。
人類は、食べ物の確保を如何にするかと戦ってきた。
それは今も変わらない。
ただ、富んだ国に生まれ不自由の無い暮らしをしている極少数派は、忘れてしまっているだけなのだ。
食料を安定して生産し、貯蔵保存し、供給できるかは、いまだ完璧ではないのに。
先進国と言われる者たちが、思い上がりを捨て、食べ物を、さまざまな物たちを大切にするという真の成熟を迎えられなければ、人類は地球の疫病神と成り果ててしまいそうだ。