仕事から派生した感じだけれど、折り紙で作る多面体三昧の日々。
そして、密かに地味に着実に多面体の輪を広げている。
多面体を構成するパーツを30個など忍耐強く作っていくのは、案外を億劫なものだ。
しかし、そこをこらえて一つずつ丁寧に作っていくと、紙という素材に向き合ううちに紙の厚みを感じ、何かしら原子や分子レベルの世界に身を置いている錯覚を覚えて、意識がシンプルになっていく。
出来上がったパーツを組み立てていく作業は、結晶を出現させているみたいで、宇宙の心理の一端に触れた気分で陶酔するのだ。
もしこれがきっかけとなって多面体に興味をお持ちになった方がいらっしゃったなら、躊躇なさらずにどうぞ多面体の世界へ飛び込んでいただきたい。
「ようこそ、多面体の世界に」