5月1日は、メーデー、国際的な労働者の権利を主張する日。
フランスでは、スズランの花を大切な人に贈る日でもある。
日本でもかつて、労働者が賃上げや労働条件の改善を主張して、デモやストライキなどの実力行使に及んでいた。
それらがめっきりと行なわれなくなって、久しいような気がする。
労働者が雇用形態に満足しているためではなく、以前より不安定になっていて、実力行使など恐ろしくてできない、差し迫った生活を何とかすることで擦り減ってしまっているのだろう。
人権とか何とかたいそうなことを飾り立てているけれど、搾取が重層的多角的に成され、人の認知力を阻害して、自分たちの置かれている状況を判断しにくくなっているだけで、人類はあまり進歩していない気がする。
だから、ちょっと懐古的にこの絵を描いてみたのだ。