rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

2022年10月2日 空の日と戦闘機

2022-10-06 23:32:34 | ドライブ&写真






よく晴れて暑い日、買い物へ言った帰り道、ぶらりと茨城空港へ寄ってみた。
なにやら賑やかだと思ったら、イベントを開催しているらしい。
好んでイベントの類には行かないけれど、偶然をわざわざ避けたりはしないから、人の多いほうへ向かっていった。
時間的にもうイベント終了間近で、テナントの後片付けもほぼ終わりになっていた。
そこからさらに空港施設よりのところに人がまだ流れている。
滑走路方面に何かあるようだ。
おお、戦闘機、しかも現役のものがあるではないか。
きりりと姿勢のいい自衛隊の方々もいて、ところによっては戦闘機のパイロットからサインをもらったり、一緒に写真を撮っている人もいる。
この尖鋭なフォルムの戦闘機は、Fー2だと思うが、非常に美しく設計されている。
いくら見ていても飽きないくらい素晴らしい。
けれど、これは美術品ではない。
刀剣や銃も、殺傷を目的にした道具ではあるが、なぜか過剰なほど美意識を感じるものがある。
装飾を施すだけではなく、その究極のバランスを求めたデザインがあるのだ。
何故、そこにそこまでの美を持たせたのか?
破壊と創造を象徴するウロボロスのごとく、そうすることによって魂のバランスをとろうとする人間の足掻きと思える。
私は、この美しき魔神たちに見えるたびに、アンビバレントな様に心が締め付けられるのであった。