ピカソ 踊るシレノス
ピカソ 雄鶏
この二つの展覧会も、10月22日にイッタラ展を見たときに行ったもの。
国立西洋美術館において「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」(2023年1月22日まで)は、かなり充実した作品が展示されていた。
ピカソの作品も青の時代から晩年にかけてと幅広く、影響を受けたセザンヌの数点、特に目を引いたのがクレーの質の高い作品の多さだ。
また、キュビズムのブラック、フォービズムのマティス、ジャコメッティもあって、じっくり堪能したい上質な展覧会だった。
今のスマートフォンは展覧会の照明でも、フラッシュなしでよく撮れるためだろうか、数点を除いて撮影可だった。
これからは、このように撮影したものをSNSやブログで紹介下ならば、集客に良い変化をもたらしそうだ。
東京国立博物館が、開館150年記念で「国宝展」を12月11日まで開催している。
会期中は展示換えがあるため、自分が見たいものがいつ展示されているかを調べるか、または全4期来館するようだ。
開催されて初めての週末だったからか、とにかく混んでいてじっくり見ていられなかった。
たいてい静かにゆっくり思いのまま見られる国立博物館が、私の知るところなので、今回みたいなのはもう遠慮しよう。
落ち着かない雰囲気の中では、作品とじっくり向き合うことはかなわない。
本館の重厚で静かな空間こそ、国宝と向き合う儀式的な場だと思うからだ。
クレー 雄山羊
クレー 3掛ける3の十字
国立博物館