とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

秋の読書じゃないけれど

2006年07月12日 | Weblog
ストレスが溜まった時に図書館に行くのも良いものです。
読書といえば”秋”ですが、暑い夏こそ、冷房が効いて静かな図書館で『静かな読書タイム』を持たれたら如何でしょう?

読書というものも良い気分転換になります。

当クリニックの近くに”目黒パーシモンホール”があります。
駅を背にして、当クリニック(駒原ビル3F)が入っているビルを左横目に見ながら(そうそう、このビルの地下1階には、前川清さん経営の”焼肉ジバゴ”というワインと焼肉のお店が入っております)坂を上がって参ります。
と、緑の多い広場が目に入り、綺麗な建物が目に入ります。
そうです、そこは 元・都立大学跡地です。
その目黒パーシモンの地下1階に、とても綺麗で広い図書館があります。
是非、お立ち寄りになって、静かに読書などされてみて下さい。良い気分転換になりますよ。

私は、休日に、別の図書館に出向きました。
今の時期になると、戦争モノが前面に展示されております。
ふと、目に付いて立ち読みした本があります。
児童向けの本「ひとりぼっちのぞう」です。

皆様、ひとりぼっちで生きていますか?
ひとりぼっちではない・・・だったら、それはとても幸福な事のひとつです。

「ひとりぼっちのぞう」の主人公は、井の頭公園でひとりでずっと生き続けている’はなこ’です。
戦争時代に、空襲で動物達が逃げ出したらいけないという事で、ライオンもトラもゾウも殺されてしまった話は、ご存知ですよね?
その中でも必死で生きたゾウの話は「かわいそうなぞう」というタイトルで本になっています。
私は、この本を持っています。読む度に涙が溢れます。
「ひとりぼっちのぞう」の’はなこ’は、戦争が終わって4年たった頃にタイから贈られてきました。
たった2歳半でした。
まず、上野動物園に行き、それから移動動物園に借り出され、その後 井の頭動物園に行かされました。
それからずーーーと、ひとりぼっちで生きてきました。
ストレスも多々あったでしょうし、何より孤独だった事と思います。
’はなこ’の気持ちは’はなこ’にしか解らない・・・でも、心から解ってあげたいという思いです。

ストレスと孤独を乗り越えて、長寿を全うしているその人生、とても力強くて逞しい事だと思います。
自分で選んだわけではないものの、与えられた人生を耐えるという姿勢を教えてくれていると思います。
生死に係わらない程度の事で、ものすごく悩んでいる気分になってしまっている自分達を反省しなくてはいけません。
8月になったら、戦争について考えてみるのも、大切な事ですね。

良い本を読んで、日々のストレスを解消する・日々の自分を振り返る・現代社会を考える・・・是非とも夏にも読書をお薦め致します。

今晩の月はぼんやりとして傘をかぶっておりました。明日は雨でしょうか。
雨でも・暑くても、楽しく充実した一日となりますよう~。
ーby事務長ー
コメント
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