とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

お仕事をしながらの通院

2006年07月24日 | Weblog
不妊治療に限らず、お仕事をしながら通院する日々というのは大変です。
特に女性は大変だと思います。
お仕事の合間またはお仕事を終えて、病院に寄って、それから食事の準備をし、後片付けをして、家事をすませ、入浴する頃には夜中近くとなり、明日の準備をして就寝するという慌しさとなります。

お仕事をお持ちで不妊治療にお通いの方から、迷いにも近いお電話がありました。

という事で、本日のブログの内容は、不妊治療の簡単な復習編となります。

「妊娠出来るのかどうかを知りたくて通い始めたのだけれど、治療の先が見えない。」というような内容でした。
そうです、不妊治療というものは先が見えない辛さがあります。
なので、”何事にも依存しない事!!”それに尽きると、私は思います。
いつもいろいろな方向性を考えて、幅広い許容感覚をもって臨む事です。

不妊治療の各検査は、タイミングで行っていくものですので、約2ヶ月前後で全ての検査が終了し、その方にあった不妊治療をしていく方向となります。
ただ、お仕事をされていて、どうしてもそのタイミングで通えないという方の場合は、3ヶ月前後かかってしまうとお考え下さい。
基礎体温を毎日つけて頂いて、ホルモン検査(採血と尿とあります)・子宮頚管粘液検査・フーナーテスト・抗精子抗体検査・子宮卵管造影検査・超音波検査などです。
いつでも測れる検査とは違います。
月経期・卵胞期・排卵期・黄体期などで行う検査なので、タイミングをとっての通院というものが必要となってしまうわけです。
その検査結果によって、自然タイミング指導でいけるのか・排卵誘発剤(飲み薬またはお注射)使用でいくのか(卵巣機能不全による月経不順・排卵障害・黄体機能不全等が不妊症の原因となっている場合は、排卵誘発剤の適応となります)・人工授精適応なのか・体外受精適応なのかを判断して治療していきます。
お仕事が忙しくなってしまった場合は、治療との両立は難しい事と存じます。
でも、断念せずに、そして無理をしないように、やっていきましょう。
以前にも書きましたが、不妊治療通院は排卵までがポイントだと思います。
排卵時期をうまく把握して対処出来たら良いのではないかと思います。

女性の皆様、家事・お仕事・育児・介護・ボランティア・趣味・・・なんでもどんどん頑張っていきましょう。
『楽しく頑張る』『楽しく乗りきる』『楽しく生き抜く』それが一番です。
たった一度きりの人生ですから!!

先日「日本沈没」という映画を観に行きました。
個人的にいろいろと思うところがありましたが、草薙くんと柴崎さんの演技が素晴らしかったです。
「日本沈没」について、また書かせて頂きたいと存じます。
たった一度の人生をどう生きるのか・・・それを重く考えさせられますよ。
ーby事務長ー
コメント
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