知る・感じる・・・多少の知識・・・

院内で流れておりますＢＧＭ、
ここ数週間は「ビューティフル・ドリーム」のフランス版を流しています。

このＣＤ、とても素敵な曲が多く収録されております。

白い恋人たち
パリのめぐり逢い
ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ
愛情物語
枯葉
バラ色の人生
マイ・ウェイ
別れの曲
愛の賛歌
シェルブールの雨傘
白鳥
太陽がいっぱい
月の光
アイ・ラヴ・パリ
ect.....

おそらく、聴き慣れた曲ばかりだからなのでしょうね、
耳触りが良くて、気持ちも穏やかになります。

ですが、当初、一曲だけ、どうも不思議な曲がございまして、
その曲になると手がとまりそうといいますか、、、
空気の流れが変わりそうといいますか、、、
仕事のリズムがくるいそうといいますか、、、
何だか不思議な感じなのですよね、、、
曲名を確かめてみますと「ジムノペディ第１番」。
頭に入れても、すぐにタイトルを忘れてしまい、
「あ、この曲だ・・・タイトル何だっけ？」状態・・・。
そこで、
’（フィットネス）ジムのぺディちゃん’と、
勝手に覚えやすい単語を頭に入れてみました。
タイトルは把握・・・でも、やはり不思議な曲・・・。

そこで、調べてみたところ、
「ジムノペディ第１番」は、
3/4拍子の優雅なテンポに独特の愁いを帯びた旋律が特徴である（＊）サティの代表作品、
日本では、（＊＊）伊福部昭さんが『人類が生みえたことを神に誇ってもよいほどの傑作』と絶賛、
その上、
気分を落ち着かせる効果があるとされ、心身の緊張をほぐすＢＧＭとして流される、
精神科や診療内科などでは心理療法の治療の一環として使用される、
等など、インプットする事が出来ました。

そうしたら、不思議・・・
その曲が心地良い曲となり、
「私の高い血圧が下がるような感じまでするわ！！」とまでの印象です。

人間、多少の知識インプットは大切ですね。
思い込みが変わりますね・・・。

不妊治療を始めた方々が、
「今日の検査、何するんですか？」
「今日は、何をしたんですか？」
「この検査、どういう意味があるんですか？」等など、
よく聞いて来られます。

初診時に、
「一般不妊治療スケジュール」というものをお渡ししているのにもかかわらず・・・です。
どうか、必ずお読みになられて下さいませ。
ご質問下さる事の殆どが、その紙面の裏側の説明書に網羅されております。
添付写真は「一般不妊治療スケジュール」の表面です。
（私の撮り方が悪く、少しブレており、申し訳ございません！！）
その”裏面”が大切です。
細かい字なのですが、生命保険の説明書に匹敵する程のものではありませんので、
難しすぎて読めないわ・・・という難解なものではありません。
むしろ、中学生レベルの読解力があれば、全て無理なくご理解頂ける内容です。
その日受けるであろう箇所だけでも、
どうか、お目を通してからいらして頂けますれば、
腑に落ちないという事はございません。
お目を通すお時間がないままご来院された場合でも、
ご帰宅された後にお目通し頂けますれば、きちんとご理解頂ける事と存じます。

私と「ジムノペディ第１番」のように・・・。

（＊）サティ　ー　「音楽界の異端児」「音楽界の変わり者」と称され、
　　　西洋音楽に大きな影響を与えたとみなされた音楽家。
　　　ドビュッシー・ラヴェルも「その多くの作曲技法はサティによって決定づけられたものだ」と公言。
　　　印象主義の作曲家たちにも影響を与えたとされる音楽家。

（＊＊）伊福部昭　－　日本を代表する作曲家。ほぼ独学で作曲家となった。
　　　日本の音楽らしさを追求した音楽教育者としても知られる。


ーｂｙ事務長ー


とくおかレディースクリニック