8月の看護部・検査部便り
皆様、こんにちは。
暑い日が続いていますね。
室内外の温度差が激しいと、ご自身が思っている以上に体には負担がかかります。
しっかりと体を休ませて、夏バテせぬよう、お気を付け下さいね。
特に暑い日にはこまめに水分補給をするなど、熱中症対策もなさって下さいね。
今回の看護部だよりは、「採血後の止血について」です。
最近、採血後に“血が止まりにくくなった”というお声をよく耳にします。
処置室を出たあとで、
“血が溢れてきてしまった”とお声が掛かることもしばしばあります。
“今までは、それほど押さえなくても流血しなかったのに、
今回は洋服に付くくらい流血してしまった”というご経験はありませんか!?
以前と今と、何が異なるのでしょうか??
それは気温です。
八月は年間を通して、一番暑い時期です。
人体は気温が高くなると、心肺機能が亢進し、血流が増加します。
寒い冬より暑い夏のほうが血流が多いため、
採血後も血が止まりづらくなってしまうのです。
一般的に、採血後2~3分ほど押えることで血は止まりますが、
夏場は5分程押さえておくほうが良いですね。
押さえる強さは、指の跡がつく位が調度良いでしょう。
指で抑えられない時には、採血した部分をはさむように、
グッと腕を曲げておくことで、一時的に止血することができます。
採血をなさる時は、皆さんお荷物を置かれていますので、
採血が終わったあとでお荷物を持つ際に、押さえている指を離してしまったりと、
止血がおろそかになりがちです。
採血した方の腕を曲げておき、反対側の手でお荷物を持ち、
腕や肩にかけたら止血している腕を伸ばして、指でグッと押さえなおす、
というようにすると良いですよ。
しっかりと止血ができていないと、
採血をした所やその周囲が内出血し、青く痣になってしまいます。
夏は半袖やノースリーブのお洋服を着て、腕を出していることが多いでしょうから、
痣が残ってしまうのは辛いことですよね。
また、内出血すると、痣と共に痛みも残ってしまいがちです。
採血後に直ぐにしっかりと止血できれば、痣も痛みも残らず消えてゆくはずが、
止血が不十分だったがゆえに、3~5日間、痣と痛みに悩まされてしまう、
ということもあります。
いかに、「止血の方法」が重要か分かりますね。
ただし、しっかりと押さえて止血していたはずなのに、
痣が残ってしまうことも、稀にあります。
その時の体調や体質によります。
痣は必ず自然に消えていきますので、そのままにしておいて問題ありません。
ですが、できるならば、一日でも早く消えてくれた方が良いですよね。
それには、冷やすことと温めることが効果的です。
痣が赤みを帯びていたり、まだ痛みが残っている間は、冷やしてください。
そして、紫色や青色、黄色に変化してきたら、温めてください。
吸収が促されて早く消えます。
蒸しタオルをあてたり、入浴をシャワーだけでなく、
しっかりと湯船につかるようにすると良いですよ。
余談ですが、夏は「夏冷え」といって、知らず知らずのうちに内蔵が冷えてしまっていることがあります。
冷たいものを飲んだり食べたりすることや、クーラーなどが原因です。
湯船につかり、全身を温めることは夏冷え対策にも効果的です。
不妊治療には、採血が必要不可欠です。
採血からは、今の卵巣・子宮の状態、ホルモンバランス、体質、体の機能など、
さまざまなことが分かります。
1周期のうちに何回か採血が必要になることもありますので、
痛みや痣が残らないようにしっかりと止血してくださいね。
皆さんの一日でも早い妊娠をスタッフ一同願っております。
何かご不明な点があれば、スタッフにお声かけ下さい。
とくおかLC看護部・検査部スタッフより
とくおかレディースクリニック
皆様、こんにちは。
暑い日が続いていますね。
室内外の温度差が激しいと、ご自身が思っている以上に体には負担がかかります。
しっかりと体を休ませて、夏バテせぬよう、お気を付け下さいね。
特に暑い日にはこまめに水分補給をするなど、熱中症対策もなさって下さいね。
今回の看護部だよりは、「採血後の止血について」です。
最近、採血後に“血が止まりにくくなった”というお声をよく耳にします。
処置室を出たあとで、
“血が溢れてきてしまった”とお声が掛かることもしばしばあります。
“今までは、それほど押さえなくても流血しなかったのに、
今回は洋服に付くくらい流血してしまった”というご経験はありませんか!?
以前と今と、何が異なるのでしょうか??
それは気温です。
八月は年間を通して、一番暑い時期です。
人体は気温が高くなると、心肺機能が亢進し、血流が増加します。
寒い冬より暑い夏のほうが血流が多いため、
採血後も血が止まりづらくなってしまうのです。
一般的に、採血後2~3分ほど押えることで血は止まりますが、
夏場は5分程押さえておくほうが良いですね。
押さえる強さは、指の跡がつく位が調度良いでしょう。
指で抑えられない時には、採血した部分をはさむように、
グッと腕を曲げておくことで、一時的に止血することができます。
採血をなさる時は、皆さんお荷物を置かれていますので、
採血が終わったあとでお荷物を持つ際に、押さえている指を離してしまったりと、
止血がおろそかになりがちです。
採血した方の腕を曲げておき、反対側の手でお荷物を持ち、
腕や肩にかけたら止血している腕を伸ばして、指でグッと押さえなおす、
というようにすると良いですよ。
しっかりと止血ができていないと、
採血をした所やその周囲が内出血し、青く痣になってしまいます。
夏は半袖やノースリーブのお洋服を着て、腕を出していることが多いでしょうから、
痣が残ってしまうのは辛いことですよね。
また、内出血すると、痣と共に痛みも残ってしまいがちです。
採血後に直ぐにしっかりと止血できれば、痣も痛みも残らず消えてゆくはずが、
止血が不十分だったがゆえに、3~5日間、痣と痛みに悩まされてしまう、
ということもあります。
いかに、「止血の方法」が重要か分かりますね。
ただし、しっかりと押さえて止血していたはずなのに、
痣が残ってしまうことも、稀にあります。
その時の体調や体質によります。
痣は必ず自然に消えていきますので、そのままにしておいて問題ありません。
ですが、できるならば、一日でも早く消えてくれた方が良いですよね。
それには、冷やすことと温めることが効果的です。
痣が赤みを帯びていたり、まだ痛みが残っている間は、冷やしてください。
そして、紫色や青色、黄色に変化してきたら、温めてください。
吸収が促されて早く消えます。
蒸しタオルをあてたり、入浴をシャワーだけでなく、
しっかりと湯船につかるようにすると良いですよ。
余談ですが、夏は「夏冷え」といって、知らず知らずのうちに内蔵が冷えてしまっていることがあります。
冷たいものを飲んだり食べたりすることや、クーラーなどが原因です。
湯船につかり、全身を温めることは夏冷え対策にも効果的です。
不妊治療には、採血が必要不可欠です。
採血からは、今の卵巣・子宮の状態、ホルモンバランス、体質、体の機能など、
さまざまなことが分かります。
1周期のうちに何回か採血が必要になることもありますので、
痛みや痣が残らないようにしっかりと止血してくださいね。
皆さんの一日でも早い妊娠をスタッフ一同願っております。
何かご不明な点があれば、スタッフにお声かけ下さい。
とくおかLC看護部・検査部スタッフより
とくおかレディースクリニック