TBSドラマ「コウノドリ」の第三話の録画を観ました。
まだ、タイムリーに生放送で観るまで追いついておりませんが、
第三話も貴重なお話が加味されていましたね。
「先天性風疹症候群(CRS)」のお話。
風疹が大流行した2年前には、
妊娠を希望されているご夫婦(ご主人様と奥様それぞれ)、
または妊婦さんのご主人様が、
積極的に風疹ワクチンを接種されに来られました。
「先天性風疹症候群(CRS)」とは、
妊娠初期に、妊婦さんが風疹ウイルスに感染した場合、
おなかの赤ちゃんに、
先天性の心臓疾患、難聴、白内障をもたらす疾患をいいます。
妊娠を希望されている女性で、
風疹ワクチンを受けているか不明である、
風疹にかかったかどうか不明である、
そのような方は、風疹抗体価を検査しましょう。
採血検査だけで分かります。
その結果、抗体がないと判明したら、
風疹の予防接種を受けておくと安心かと存じます。
もうひとつは、
「妊婦さんの喫煙」のお話。
第三話では、
喫煙をやめられなかった妊婦さんが、
子宮から胎盤が剥がれてしまう“胎盤早期剥離”で、
帝王切開になったお話もありました。
妊婦さんが煙草を吸うと、
妊婦さん自身の血液中の酸素が不足し、
赤ちゃんに運ばれる酸素も不足します。
その結果、
子宮や胎盤の血液循環が悪くなり、
子宮の収縮が起こりやすくなったり、
胎盤の機能が低下します。
流産や早産、
前置胎盤や胎盤早期剥離などのトラブルの発生率が高くなります。
赤ちゃに必要な栄養や酸素が行き渡らなくなる為、
低体重児になったり、
子宮内胎児発育遅延(IUGR)の原因となります。
妊娠中ずっと喫煙していた場合、
タバコを吸わなかった人に比べて、
低体重児の発生率は約2・5倍、
早産の発生率は約3・3倍になります。
第三話も勉強になりましたね。
次回の展開も楽しみです。
ーby事務長ー

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